飯伏幸太

飯伏幸太（いぶし こうた）

飯伏幸太は1982年5月21日生まれで、鹿児島県姶良市出身の日本のプロレスラーです。彼のプロレスキャリアは非常に多彩で、DDTプロレスリングや新日本プロレス、そして近年ではAEWにも所属しています。彼のスタイルは、空中殺法やキックを駆使した打撃技であり、独特の発想で生み出した技の数々が特徴です。

初期のキャリアとプロレスへの熱意

彼がプロレスに興味を持ったのは、3歳の時。父親と一緒にテレビのプロレス中継を観ていましたが、その時は「面白くない」と思っていました。しかし、小学校でプロレスごっこに夢中になり、特に小学5年生の時に初めてプロレスのビデオを見てから、その魅力に取り憑かれました。中学時代には西日本プロレスの入門テストも受けたものの、実際にはすぐにデビューすることは叶いませんでした。

高校卒業後は、成田空港での清掃業務に就くものの、すぐに退職。その後もプロレスへの情熱は忘れられず、ジムに通い始めました。特に新空手も経験し、キックボクシングのスキルを身につけることでプロレスに活かそうと試みました。

DDTプロレスリングでのデビュー

2004年7月、DDTプロレスリングでのデビュー戦でKUDOと対戦。この試合が楽しすぎたため、彼はプロレスを続ける決心をしました。その後、彼はDDTにおいて急速に成長し、KO-Dタッグチャンピオンやその他のタイトルを獲得。2005年にはフジテレビの番組に出演し、プロレスラーになったことを両親に告げました。

新日本プロレスへの進出

2013年10月には新日本プロレスに参戦し、2016年からは再びDDTと並行して新日本で活動していくことになります。彼は新日本プロレスで多くのタイトルを獲得し、特にIWGPジュニアヘビー級王座やIWGPインターコンチネンタル王座などで成功を収めました。

スタイルと技術

飯伏はその並外れた身体能力や、ハイフライヤーのスタイルを取り入れた独自の戦術で知られています。彼のフィニッシャーである「カミゴェ」は、膝をついた相手の顔に膝蹴りを叩き込む技で、特に印象的です。また、フェニックス・スプラッシュやリバース・カミゴェといった空中技も彼の強みです。

新たな挑戦とAEW契約

最近では、飯伏はAEWと正式に契約し、海外でもその名を轟かせています。AEWでの活動を通じて彼は新たなファン層を獲得し、プロレス界での地位をより強固なものにしています。2024年にはワールドグランプリで両足首を負傷するなど、試練も乗り越えながらキャリアを続けています。

不屈のプロレスラー

飯伏幸太は、独自のスタイルと技術で日本のプロレス界に新しい風を吹き込み、彼自身のキャリアを築いてきました。彼の情熱的なファイトスタイルは、今後も多くのプロレスファンを魅了し続けることでしょう。

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