家と女房と男の名誉

家と女房と男の名誉

『家と女房と男の名誉』は、1988年4月21日から6月30日までフジテレビ系列で放送されていたドラマで、主演は沢口靖子が務めました。全11話からなるこの作品は、家族が同居する中で起こるさまざまなエピソードをコメディータッチで描いています。

概要

物語は、祖母、両親、息子夫婦、娘夫婦が一つ屋根の下で生活するという設定から始まります。「砂田ビル」と呼ばれる一家の住まいは、実際に存在するビルを撮影に使用しています。家庭内での出来事を中心に、主人公・友子の奮闘を描くことで、家族の絆や人間関係について考えさせられる場面が多くあります。

あらすじ

物語の主人公は22歳の友子。彼女は大村恭介という15歳年上の会社員と結婚しますが、恭介は前の妻との離婚歴を抱えています。友子の両親は東京都荒川区で八百屋「八百春」を経営しており、彼らは自宅をマンションに改築。その一階にはコンビニエンスストアが入ることになります。

友子は新婚生活を別のマンションで送っていましたが、その狭さに不満を抱いていました。そこで、家を探すことになりますが、高額な物件ばかりで頭を悩ませます。やがて実家から同居の提案が持ちかけられ、最初は気が乗らなかった恭介も、友子の母が病気がちであることを知り、最終的には同居を受け入れることにします。

ところが、実際には母・綾子は元気で、友子の兄である順平が7年ぶりに内縁の妻・久美を連れて帰ってくることになります。この帰省をきっかけに、一家はさまざまな問題に直面します。恭介は綾子から兄弟の仲裁を頼まれたり、友子の妊娠に関する葛藤や、伊平の浮気騒動など、次々と巻き起こるトラブルに戸惑いながらも、愛情や絆を再確認していきます。

主なキャスト

• - 大村友子：沢口靖子
• - 大村恭介：神田正輝
• - 砂田綾子：小川真由美
• - 砂田伊平：財津一郎
• - 砂田順平：渡辺正行
• - 砂田久美：室井滋
• - 砂田千代：北城真記子
• - 砂田恵美：中野美穂
• - ケイ：かとうかずこ
• - ともづく：峰竜太

スタッフ

本作の脚本は岡田正代が全話を担当し、演出は久野浩平、舛田明廣、渋谷正行が手掛けました。主題歌には和田加奈子の「LUCKY LOVE」が使用されています。

このドラマは、家族と共に過ごす中での笑いや感動を通じて、視聴者に深いメッセージを届ける作品となっています。心温まるストーリーとキャラクターたちのやり取りは、多くの人の心に残ることでしょう。

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