密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!

脱出ゲームDERO!

『密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!』は、日本テレビ系列で放送されたクイズ・ゲームバラエティ番組であり、2009年12月19日から2011年3月9日までの期間にわたり、多くの視聴者に楽しまれました。番組は、密室に閉じ込められた挑戦者たちが、知力と体力を駆使して脱出を試みるというコンセプトで展開されました。特に「映画のようなクライマックスを体感せよ！」というキャッチコピーが印象的で、視覚的にも楽しめる演出が特徴的でした。

番組の概要

この番組では、挑戦者たちは様々な仕掛けやトラップが施された密室に閉じ込められ、与えられた謎を解くことで脱出を試みます。挑戦者たちは、課題に応じて知識を活かしたり、体力的な挑戦を行ったりしながら、観客の目の前で緊迫感あふれる戦いを繰り広げました。

初めは単発番組として放送され、その後は毎週のレギュラー番組へと進化しました。しかし、2011年の東北地方太平洋沖地震の影響により、放送内容が震災を連想させる要素を含むことから、急遽放送が中止される事態に。しかし、この番組は日本のバラエティーにおいて一つの金字塔を打ち立て、後に続く様々な脱出ゲームのバラエティ番組の土台となったと言えます。

震災と番組の終了

番組は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で事実上終了することになりました。当初3月16日からの放送を予定していたものの、地震によるトラウマを引き起こすようなゲーム内容を含んでいたため、放送中止が決断されました。最終的には、『脱出ゲームDERO!』は2011年3月9日に放送された回をもって終了となり、約1年3カ月の歴史に幕を下ろしました。

その後、2011年7月には後継番組『宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!』がスタートし、多くの要素が引き継がれ、さらなる楽しみを提供しました。このように、『DERO!』はただのバラエティ番組にとどまらず、視聴者や挑戦者に対して密室からの脱出という新しい楽しみ方を提供したのです。

出演者とルール

番組には、山里亮太が管理人役で登場し、彼のユニークなトークと進行が番組を盛り上げました。特に、彼は挑戦者に時には助言し、時には惑わすという役割を持っていました。また、様々なチームが協力して挑戦する形式を採用し、参加者同士の絆が試される場面も多く見受けられました。

ルールは多岐にわたり、挑戦者はまず、密室で目隠しをされた状態から始まりました。挑戦者たちの体力や知力が試される数々のクイズや物理的な挑戦が用意され、脱出成功人数によって獲得賞金が決まるシステムとなっていました。

結果的に、『15の面白いクイズがあった』との視聴者の声も多く、歴史に残るバラエティ番組の一つとしての地位を確立しました。

このように、『密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!』は、視覚的な楽しさと頭脳労働を兼ね備えた、日本のバラエティ文化を代表するものでした。

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