富士クラシック

富士クラシック

富士クラシックは、山梨県南都留郡富士[[河口湖町]]に位置するゴルフ場です。富士山の麓、標高1,200mの恵まれたロケーションにあり、富士五湖のうち河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の4湖が近隣に点在する風光明媚な場所にあります。富士山がある風景100選にも町内だけで22ヶ所が選ばれているほど、景観に優れた地域です。

歴史

1990年代前半に建設が計画され、当時の上九一色村富士ヶ嶺地区にコース設計をデズモンド・ミュアヘッドに依頼し、18ホールのゴルフ場造成工事が始まりました。1995年10月1日に「富士中央ゴルフ倶楽部」として開場しました。

設計者: デズモンド・ミュアヘッド

デズモンド・ミュアヘッドは、1924年イギリス生まれの著名なコース設計家です。ケンブリッジ大学で建築工学を修めた後、ブリティッシュ・コロンビア大学で造園学、オレゴン大学で園芸学を学びました。

彼の代表作としては、女子メジャートーナメント「クラフトナビスコ選手権」の舞台である「ミッションヒルズ・カントリークラブ」(カリフォルニア州)や、世界的に評価の高い「ミュアフィールドビレッジ」(オハイオ州)などがあります。

日本国内では、「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」（栃木県）のニューコースが難コースとして知られています。その他、「新陽ゴルフ倶楽部」（岐阜県）では哲学的でユニークなホール名称が用いられ、「セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ」（茨城県）ではスペインをテーマにしたコース設計が特徴です。

コースの特徴

富士クラシックのコースは、全てのホールから雄大な富士山を望むことができるのが最大の魅力です。富士山に最も近いゴルフ場の一つとして知られる「富士レイクサイドカントリー倶楽部」とともに、美しい景観の中でプレーを楽しめます。

各ホールには葛飾北斎の浮世絵、富嶽三十六景をモチーフにした名前が付けられています。例えば、3番ホールは「駿州江尻」、7番ホールは「うねりの富士」、9番ホールは「身延川裏不仁」、16番ホールは「隠居」、17番ホールは「神奈川浪裏」、18番ホールは「登戸浦」といった具合です。

コース自体はフラットで、フェアウェイが緩やかにうねるリンクス風の設計となっています。マウンドや池、バンカーが戦略的に配置されており、各ホールでフォローまたはアゲンストの風が吹くことが多いです。グリーンは全体的に大きくアンジュレーションがあり、気が抜けません。富士山からの順目を考慮したパッティングが重要になります。

詳細情報

所在地: 〒401-0338 山梨県南都留郡富士[[河口湖町]]富士ヶ嶺2-2
開場日: 1995年10月1日
設計者: デズモンド・ミュアヘッド
施工: 株式会社 熊谷組
面積: 1,081,890m2（約32.7万坪）
コースタイプ: 林間コース
ホール数: 18ホールズ、パー72
全長: 7,171ヤード
コースレート: 72.0
フェアウェイ: コウライ
ラフ: ノシバ
グリーン: 1グリーン、ベント（ペンクロス）
ハザード: バンカー52、池が絡むホール7
ラウンドスタイル: キャディー付セルフ選択制、電動リモコンカート、乗用カート(5人乗り)
練習場: 25打席250ヤード
休場日: 無休、冬期間クローズ
ハウス面積: 1,814m2（548.7坪）
ハウス設計・施工: 株式会社 熊谷組

アクセス

鉄道: 東海道新幹線 新富士駅よりタクシーで約55分
道路: 中央自動車道 河口湖ICより約30分、東名高速道路 富士ICより約50分

参考文献

『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「富士クラシック」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月

関連情報

「富士クラシック」
* 「富士クラシック」、ドローンギャラリー - Rakuten GORA

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