富士市立大淵中学校

富士市立大淵中学校について

富士市立大淵中学校は、静岡県富士市大淵に所在する公立の中学校です。地域住民からは親しみを込めて「大淵（おおぶち）」と略称されています。本校は広大な敷地を有しており、その面積は31,458平方メートルに及びます。この敷地内には、学習の中心となる校舎（5,667平方メートル）をはじめ、体育活動や集会に利用される体育館（2,795平方メートル）など、生徒たちが安全かつ快適に学校生活を送るための様々な施設が配置されています。

教育理念と目標

本校の教育目標は、「学び合い 自らを高める 大淵の子」です。これは、生徒たちが互いに協力しながら学習に取り組むことの重要性を説き、それぞれが自己を高めていくことを促す指針となっています。学校経営においては、「『明日、また学校へ行きたい』と言われる学校づくり」を最優先課題に掲げています。生徒一人ひとりが学校に居場所を感じ、通うことに喜びを見いだせるような環境づくりに努めています。さらに、重点目標として「主体的に取り組む生徒」の育成を掲げ、生徒が自ら課題を見つけ、考え、行動できる力を育むことに注力しています。

沿革

富士市立大淵中学校の歴史は、第二次世界大戦終結後の1947年（昭和22年）4月1日に、当時の大淵村によって村立中学校として設立が認可されたことから始まります。設立後、地域の行政区域再編に伴い、学校の名称も変化しました。まず、1955年（昭和30年）4月1日には、大淵村が吉原市と合併したことにより、吉原市立大淵中学校と改称されました。設立から10年後の1957年（昭和32年）4月22日には、学校の象徴である校歌、校旗、校章が制定され、学校としてのアイデンティティが確立されました。その後、1962年（昭和37年）4月22日には給食室が完成し、同年7月2日からは学校給食が開始され、生徒たちの健康増進と食育に貢献しています。さらなる市町村合併を経て、1966年（昭和41年）11月1日に吉原市、富士市、鷹岡町が合併したことにより、現在の名称である富士市立大淵中学校となりました。教育施設の整備も順次進められ、1972年（昭和47年）3月13日には体育館兼講堂が完成（同年5月2日落成式挙行）、1975年（昭和50年）7月1日にはプールが竣工しました。比較的新しい施設としては、1995年（平成7年）4月20日に重層構造の屋内運動場が落成し、多様な体育活動に対応できる環境が整備されました。

通学区域と指定避難所

本校の通学区域は、富士市内の広範囲にわたります。具体的には、大久保町、大淵町1丁目から3丁目、八王子町1丁目・2丁目、八王子本町、穴原町1丁目・2丁目、中野町1丁目・2丁目、落合町、片倉町、三ッ倉町、大富町、次郎長町、境町、城山町、希望ヶ丘、大峯町、富士本中町、富士本西町の各地域が含まれます。また、これらの区域の一部、特に大久保町、大淵町1丁目から3丁目、八王子町1丁目・2丁目、八王子本町、中野町2丁目、大富町、次郎長町、城山町、希望ヶ丘は、災害発生時の指定避難所としても指定されており、地域における防災拠点としての役割も担っています。本校に進学する生徒は、主に富士市立大淵第一小学校、富士市立大淵第二小学校から送り出されています。

本校に関するより詳しい情報については、富士市立大淵中学校の公式ウェブサイトを参照することができます。

関連項目：

* 静岡県中学校一覧

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