富山市科学博物館

富山市科学博物館の魅力

富山市科学博物館は、富山県富山市西中野町に位置する公立の博物館で、自然科学と宇宙科学をテーマにしています。この博物館は、楽しく理解しやすい学びの場を提供し、特に富山の自然に関する特徴を際立たせています。1979年に開館し、以来多くの人々に親しまれています。

歴史と沿革

富山市科学博物館の歴史は、1976年に設立された「富山市科学文化センター建設準備事務局」に遡ります。1977年に基本構想が策定され、1979年には旧富山刑務所跡の城南公園に「富山市科学文化センター」として開館しました。当初は地下1階、地上3階、塔屋2階建てで、延床面積約5,636m²という規模を誇りました。プラネタリウムは当時の最新式のものであったため、訪れる人々に驚きを与えました。

1992年にはリニューアルが行われ、2007年には大規模な館内改装に伴い、名称が「富山市科学博物館」に変更されました。この時、展示方法も進化し、体験・体感型の展示が導入され、観客が科学を身近に感じることができるようになりました。

展示室の概要

富山市科学博物館には、テーマごとに異なる展示室が用意されています。それぞれの展示室は、1階から3階にかけての3層に分かれています。

• - とやま・時間のたび（1階） では、富山の地質や自然、生物と人々の関係を紹介しています。岩石や化石の標本が年代ごとに展示され、特にティラノサウルスのロボットが目を引きます。

• - とやま・空間のたび（2階）では、立山連峰の自然現象や富山湾の生態系などについて解説しています。特に、子どもから大人まで楽しめる「おもしろ実験ひろば」では、実際に体験できる実験装置が設置されています。

• - 宇宙へのたび（3階）では、宇宙の姿や隕石について紹介され、宇宙旅行のシミュレーション体験も楽しめます。また、プラネタリウムも併設され、さまざまな番組が上映されています。最新のデジタル投影機と光学式の投影機が導入され、リアルな映像で宇宙を体感することができます。

収蔵品

博物館には、富山の自然に関連する標本や資料が多数収蔵されており、約46万点の標本と約6万点の図書雑誌が含まれています。特に富山県産の植物や昆虫、貝類のコレクションが目を引きます。

アクセス

富山市科学博物館へのアクセスは便利で、富山駅からのバスや市内の電車が利用できます。バス路線では「科学博物館」停留所があり、徒歩1分で到着します。

まとめ

富山市科学博物館は、自然や宇宙について学び考え、体験しながら楽しめる場所です。展示が多様で、年齢を問わず訪れることができるため、家族連れや学生の学びの場としても人気があります。単に知識を得るだけでなく、実際に触れたり体験したりすることで、科学に対する興味や理解を深めることができる博物館です。

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