富山市立小見小学校

富山市立小見小学校

富山市立小見小学校（とやましりつ おみしょうがっこう）は、富山県富山市に所在する公立小学校です。富山市の山間部に位置し、自然豊かな環境の中で教育活動が行われています。

学校の特色

本校の最も際立った特徴は、学校のグラウンド内に設置されたスキージャンプ台です。このジャンプ台は高さが約10メートルあり、富山県内の小学校が持つ施設としては他に類を見ない、極めてユニークな設備として知られています。この施設は、1976年に開催された「おおやま国体」の関連施設として、1973年に校庭に整備されました。

冬季になると、このジャンプ台を活用した児童たちのスキージャンプ記録会が催されます。この記録会は、日頃の練習の成果を披露する場であると同時に、学校行事の中でも特に地域全体から注目を集める一大イベントとして位置づけられています。児童たちはこのジャンプ台での練習を通じて、冬のスポーツに親しみ、体力や技術を向上させています。

また、雪に恵まれる立地を生かし、校庭ではクロスカントリースキーの練習が行われるほか、学校の近隣にあるスキー場を利用してアルペンスキーの練習も実施されています。このように、富山市立小見小学校では、地域の自然環境を積極的に取り入れた特色あるウィンタースポーツ教育が展開されており、児童たちは冬ならではの体験を豊富に積んでいます。

沿革

学校施設の整備に関わる主な動きとしては、以下が挙げられます。

1983年12月10日: 新校舎の落成式が行われました。当時の建築面積は5,713平方メートルでした。
1991年6月2日: グラウンドの改修工事が完了し、より良好な教育環境が整備されました。

これらの整備により、学校はより充実した施設のもとで教育活動を継続しています。

通学区域

富山市立小見小学校の主な通学区域は以下の地域です。

和田
小見
亀谷
有峰
本宮
粟巣野
原
本宮はなきり
中地山亀谷入会
小見和田入会
小見亀谷入会

これらの地域から児童が通学しています。

進学先

本校を卒業した児童の主な進学先は、富山市立上滝中学校です。

周辺環境

学校の周辺には、地域の生活や活動に関連する施設が存在します。

富山地方鉄道立山線 有峰口駅: 学校から比較的近い位置にあり、公共交通機関として利用されています。
大山消防署小見分遣所: 地域における防災・安全確保の拠点です。
立山山麓スキー場（極楽坂・らいちょうバレー）: 近隣に広がるスキーリゾートであり、学校のアルペンスキー練習にも活用されています。

これらの施設は、学校の教育環境や児童の生活と無関係ではありません。

関連項目

* 富山県小学校一覧

富山市立小見小学校は、そのユニークな施設と地域性を生かした教育活動によって、特色ある学校として位置づけられています。

もう一度検索