富山県岩瀬スポーツ公園

富山県岩瀬スポーツ公園

富山県岩瀬スポーツ公園は富山県富山市に位置する運動公園で、1977年の開設以来、県民のスポーツ活動の円滑な拠点として多くの人々に親しまれてきました。2000年4月に施設が全面完成し、記念式典が行われたこの公園は、富山県が所有し、運営は株式会社富山・スポーツパーク・マネジメントが担っています。

施設の紹介

公園内には多彩なスポーツ施設が整備されており、利用者のニーズに応える形で多様な競技が行える環境が整っています。

サッカー・ラグビー場

この施設は、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会や富山県サッカー選手権大会の会場として知られています。また、県域大会や北信越大会規模の球技場としても多く利用されています。過去には1994年の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会や2000年のとやま国体サッカー競技の会場にもなりました。さらに、このスタジアムは2000年から2007年までJFLに所属していた北陸電力サッカー部アローズ北陸のホームスタジアムとしても使用されていました。

補助競技場

公園内のソフトボール広場は全国的にも有名で、外野が全て天然芝で覆われた4面のグラウンドがあります。西側の2面には各300席の観覧席も備え、全国大会や日本女子ソフトボールリーグの一部リーグの会場として利用されています。また、テニスコートは砂入り人工芝で28面用意されており、健康スポーツドームとしても機能しています。

その他の施設

公園には児童遊園や健康広場、アルペン滑りの丘、芝生広場、修景広場などもあり、スポーツだけでなく家族連れや一般の利用者にも楽しんでいただける空間となっています。パークセンターも設けられており、様々な情報やサービスを提供しています。

アクセス

公園へのアクセスは非常に便利です。富山地方鉄道の富山港線の蓮町駅または萩浦小学校前駅、またはあいの風とやま鉄道線の東富山駅から徒歩で10～15分程度で到着できます。また、富山駅からは地鉄バス81系統に乗車し、「中田」バス停で下車すると、徒歩5分程度で公園にアクセス可能です。車でのアクセスも良好で、富山市街から県道30号や県道172号を北上し、国道415号沿いに位置しています。

利用マナーと問題点

2019年、公園内で行われたサッカー大会の後、ある国籍のグループが大量のゴミを放置した問題が発生しました。これにより、公園側はマナーを守らない利用者への対応を強化することになり、特定の国籍グループに対する利用申し込みを一時的に拒否する事態に至りました。この対応は利用者のマナー向上に向けての取り組みとして重要ですが、国籍を指定した制限方法に関しては課題が残る結果となりました。

このように、富山県岩瀬スポーツ公園は多彩なスポーツ施設を持ち、県民の健康づくりや交流の場として活用されています。利用者がマナーを守り、快適なスポーツ環境を保つことが今後の運営にとって大切なポイントです。

もう一度検索