富山県立南砺福野高等学校

富山県立南砺福野高等学校

富山県南砺市苗島に位置する富山県立南砺福野高等学校は、1894年（明治27年）に創立された歴史と伝統のある公立高等学校です。地元では「福高（ふくこう）」の愛称で親しまれています。

特徴

国の重要文化財「巖浄閣」: 旧校舎である「巖浄閣」は、その建築様式と歴史的価値から国の重要文化財に指定されています。生徒たちは、歴史を感じさせる美しい学び舎で学校生活を送っています。
多様な学科: 普通科に加え、農業環境科、福祉科、国際科の専門学科を設置。生徒の興味や進路希望に応じた専門的な学びを提供しています。
地域との連携: 地域社会との連携を重視し、ボランティア活動や地域イベントへの参加を積極的に行っています。

校章とスクールモットー

校章は、文化を象徴する三本のペン先と、郷土の山々をかたどった山型で構成されています。これは「毅然たる不動の精神と質実剛健の気風」を表しています。

スクールモットーは「学び合い　高め合おう」。生徒同士が互いに協力し、切磋琢磨しながら成長していくことを目指しています。

沿革

1894年（明治27年）：富山県簡易農学校として創立。
1901年（明治34年）：富山県立農学校に改称。
1921年（大正10年）：富山県立福野農学校に改称。
1948年（昭和23年）：富山県立福野高等学校に改称。
1997年（平成9年）：「巖浄閣」が国の重要文化財に指定。
2010年（平成22年）：富山県立南砺総合高等学校井波高等学校と統合し、福祉科を設置。
2020年（令和2年）：富山県立南砺福光高校と統合し、国際科を設置。

設置学科

普通科: 2年次より文理選択、探求コース選択が可能です。大学進学を目指す生徒が多く、国公立大学や私立大学への進学実績があります。
農業環境科: 野菜・草花・造園土木コースがあります。農業に関する専門的な知識と技術を習得し、資格取得も可能です。
福祉科: 介護福祉士の資格取得を目指し、福祉に関する専門的な知識と技術を学びます。
国際科: 語学研修や異文化交流を通じて、国際的な視野とコミュニケーション能力を養います。

学校生活

生徒たちは部活動にも積極的に参加し、運動部、文化部ともに活発な活動を展開しています。年間を通して様々な学校行事が行われ、生徒たちの思い出を彩ります。

施設

巖浄閣: 重要文化財に指定されている旧校舎。現在は展示スペースとして活用されています。
啓明館: 蔵書豊富なライブラリーセンター。
東雲ホール: 創立100周年を記念して建てられた多目的ホール。
北山田農場: 農業環境科の実習に使用される農場。

部活動

野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、吹奏楽部など、多くの部活動があります。特に野球部は、2009年に夏の甲子園に出場した実績があります。

アクセス

JR城端線福野駅より徒歩5分
加越能バス「福野高校前」停留所下車すぐ

富山県立南砺福野高等学校は、豊かな自然に囲まれた環境の中で、生徒一人ひとりの個性を尊重し、未来へと羽ばたく力を育む学校です。

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