富山県立富山いずみ高等学校

富山県立富山いずみ高等学校

富山県立富山いずみ高等学校は、富山県富山市堀川小泉町に位置する公立の高等学校です。総合学科と看護科、そして専攻科看護科を設置しており、地域に根ざした教育活動を展開しています。

設置学科

総合学科
人文・社会系列
自然・情報系列
生活デザイン系列
看護科
専攻科看護科（高校課程看護科卒業後2年間）

総合学科は、生徒の興味や進路希望に応じて系列を選択できる flexible なカリキュラムが特徴です。人文・社会、自然・情報、生活デザインの各系列があり、幅広い知識とスキルを習得できます。看護科は、5年一貫教育（看護科3年＋専攻科2年）により、専門的な知識と実践力を備えた看護師の育成を目指しています。

概要

2002年（平成14年）に共学化されるまでは、富山県内最後の女子高でした。共学化の際、校名を「富山いずみ高等学校」と改称。この校名は、学校の所在地である堀川小泉町や同窓会名である清泉同窓会に共通する「泉」の文字を使用し、平仮名で親しみやすいイメージを表現しています。

共学化後も、女子高時代のイメージや看護科があることから、女子生徒の比率が高い傾向にあります。しかし、近年は男子生徒の入学も増え、男女間の交流も活発になっています。

沿革

富山いずみ高等学校は、1901年（明治34年）に富山県高等女学校として開校したのが始まりです。その後、富山県立富山高等女学校、富山県立富山女子高等学校と名称を変え、女子教育の先駆けとして歴史を刻んできました。

1901年（明治34年）5月16日 - 富山県高等女学校として開校。
1907年（明治40年）4月1日 - 富山県立富山高等女学校と改称。
1917年（大正6年）- 富山市堀川小泉町に移転。
1948年（昭和23年） - 富山県立富山女子高等学校として新発足。
1956年（昭和31年）- 富山県立富山女子高等学校を復活開校。
2002年（平成14年）- 富山県立富山いずみ高等学校と改称し、男女共学となる。

2002年の共学化と同時に、総合学科を設置し、新たな時代に対応した教育を開始しました。また、衛生看護科を廃止し、5年一貫教育の看護科を新設。より専門性の高い看護師の育成に力を入れています。

部活動

運動部、文化部ともに活発な活動を展開しています。運動部では、野球部、サッカー部、陸上競技部などが県大会出場を目指し、日々練習に励んでいます。文化部では、吹奏楽部、演劇部、美術部などが、地域イベントでの発表や作品展への出展など、創造的な活動を行っています。

運動部：野球、サッカー、陸上競技、バスケットボール、テニス、ソフトテニス、ハンドボール、ソフトボール、バレーボール、バドミントン、卓球、弓道
文化部：演劇、合唱、茶道、写真、書道、吹奏楽、日本舞踊、美術、放送、新聞

アクセス

富山地方鉄道（不二越線・上滝線）南富山駅 徒歩約6分
富山地方鉄道富山軌道線堀川小泉停留場 徒歩約1分
富山地方鉄道バス「富山南口」停留所 徒歩約1分

公共交通機関を利用しやすく、通学に便利な立地です。

著名な出身者

富山いずみ高等学校（富山女子高等学校を含む）は、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

森口祐子（プロゴルファー）
吉野美奈子（芸術家）
内田もも香（女優、宝塚歌劇団卒業生）
* 大宅昌（評論家、大宅壮一の妻）

まとめ

富山県立富山いずみ高等学校は、長い歴史と伝統を受け継ぎながら、時代の変化に対応した教育を提供する高等学校です。総合学科と看護科を中心に、生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばし、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

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