富田林市消防本部

富田林市消防本部の概要と沿革

富田林市消防本部は、大阪府富田林市に位置する消防部隊であり、その主な役割は地域住民の安全を守ることです。この本部は富田林市だけでなく、南河内郡河南町、太子町、千早赤阪村といった周辺地域も管轄しています。特に、河南町、太子町および千早赤阪村は、常備消防事務を富田林市に委託しています。

基本情報

• - 所在地: 大阪府富田林市甲田1丁目7番1号
• - 管轄エリア: 116.45 km²
• - 職員数: 168人
• - 消防署: 1カ所、分署4カ所

本部は、様々な消防車両や救急車両を所有しており、特に救急自動車はすべて高規格車両で構成されています。2018年4月1日現在での主力車両は以下の通りです。

• - 小型水槽付ポンプ車：7台
• - 水槽付ポンプ車：1台
• - 高規格救急車：7台（予備車1台）
• - はしご付消防自動車：2台（40m級及び15m級）
• - 救助工作車：2台（予備1台）
• - 小型動力ポンプ積載車：1台
• - 指揮車、指令車、広報車、査察車なども多様に揃えています。

過去の防災体験施設

2003年に新庁舎が完成した際、5階に設置された防災体験施設「みなみ大阪トライヤルプラザ」では、消火訓練や煙避難体験などを提供していましたが、設備の老朽化により2013年3月に閉鎖されました。

沿革

富田林市消防本部は1965年に設立され、同年4月から業務を開始しました。開設当初はポンプ車が2台、救急車が1台でしたが、徐々に設備が充実させられました。1970年代以降、消防署や分署の数が増え、救急自動車やはしご車の配備も進みました。

• - 1981年: 消防本部に課制を導入。
• - 1982年: 金剛分署の開設、消防音楽隊の発足。
• - 1995年: 高規格救急自動車の配備。
• - 2000年: 太子分署と千早赤阪分署の開設。
• - 2014年: 河南町消防署が河南分署として再編。

組織構成

消防本部は、消防総務課、予防課、警備救急課の三つの課で成り立っており、各分署はそれぞれの地域に対応した業務を行っています。河南町、太子町、千早赤阪村の各分署は、富田林市内にも出動して消火活動や救急対応にあたっています。

今後の展望

2024年には、河内長野市消防本部と共に柏原羽曳野藤井寺消防組合に統合される予定で、大阪南消防組合として新たな形に生まれ変わることが期待されています。地域の安全を守るため、これからもさらなる発展を遂げることが求められています。

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