富田里奈について
富田里奈(とみた りな)は、
1984年7月13日生まれの日本の元
総合格闘家で、
北海道出身です。本名は竹下里奈(旧姓・富田)で、彼女は
格闘技の道を歩む前から多くの人に愛される存在でした。彼女の
格闘技キャリアは、運命的な出会いから始まります。そのきっかけは、ファンだったMIKUと試合会場で話をすることでした。この出会いにより、富田は藤井惠さんに紹介され、AACCに入会することになります。後に、浜崎朱加さんもAACCに誘うことになります。
格闘技キャリアの始まり
富田は
2008年11月16日に行われたJEWELS旗揚げ戦のオープニングファイトで、MIKIとのアマチュアマッチで対戦し、腕ひしぎ十字固めにより一本勝ちを収めました。この勝利がプロデビューへの道を開くことになります。
2009年2月4日には、プロデビュー戦としてJEWELS 2nd RINGでHARUMIと対戦。同じく腕ひしぎ十字固めでまたもや一本勝ちを記録し、彼女のキャリアは順風満帆に思えました。
しかし、その後の試合では波乱も待ち受けていました。同年7月11日、JEWELS 4th RINGで
長野美香と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫しました。この試合は、彼女にとって厳しい試練となります。続く9月13日のJEWELS 5th RINGでは再び長野と対戦。しかし、再戦でも見込み一本負けとなり、リベンジを果たすことはできませんでした。
2010年に入ると、勝ち星には恵まれず、数試合連続で判定負けを喫しました。特に
2010年10月10日、JEWELS 10th RINGでは北村ヒロコとの対戦で0-3の判定負け。これが富田にとって大きな試練となり、彼女の心に影響を与えることになります。
健康問題と復帰
2011年2月、富田は
子宮頸癌にかかったことを公表しました。その1年前に受けた悪性メラノーマの手術も含め、彼女は健康面での厳しい戦いを強いられていました。しかし、彼女は挫けず、同年5月に練習を再開し、9月11日のJEWELS 16th RINGでの復帰戦ではannaを腕ひしぎ十字固めで見込み一本勝利を収めました。試合後には感謝の気持ちを両親に伝え、感動的な瞬間となりました。
2012年7月7日には、彼女自身のブログで入籍を報告。この一年は、プライベートにおいても新たなスタートを迎える時期でもありました。
引退とその後
2012年12月15日、富田はJEWELS 22nd RINGで
長野美香と対戦し、腕ひしぎ十字固めで敗れました。この敗戦が彼女の現役引退試合となり、長い闘技生活にピリオドを打つことになりました。
戦績
富田里奈の戦績は、プロ、アマチュア両方にわたり、数々の勝利と敗北を経験しています。彼女が積み重ねた経験は、ただの勝敗を超え、挑戦や評価において重要な意義を持っています。
彼女の足跡は、多くの人々に勇気と感動をもたらしました。今後もその影響は、女子総合
格闘技の中で色あせることなく、歴史として語り継がれることでしょう。