實好礼忠

實好礼忠（さねよし のりただ）

實好礼忠は1972年10月19日生まれで、愛媛県南宇和郡愛南町出身の元プロサッカー選手およびサッカー指導者です。現役時代はディフェンダーとして活躍し、その後は指導者としての道を歩んでいます。

選手としての経歴

實好は南宇和高校でサッカーを始め、2年次には全国高等学校サッカー選手権大会で優勝という素晴らしい成果を収めました。その後、立命館大学に進学し、大学時代には1993年のユニバーシアードに日本代表として選ばれました。1995年にガンバ大阪に入団し、同期には宮本恒靖や森下仁志などがいます。

選手としてのキャリアは順調に進みました。特に1997年から2005年まではレギュラーとしてチームの訴求力を支え、多くの試合で安定したパフォーマンスを発揮しました。2005年には横浜F・マリノス戦でJリーグ初ゴールを決め、その遅い初得点は長年の記録として語り継がれています。また、同年にはチームのリーグ初優勝にも貢献しました。しかし、2000年には練習中の負傷で選手生命が危ぶまれる場面もありました。

2006年には2シーズンに渡ってガンバ大阪のキャプテンを任され、2007年に引退を発表しました。実に彼の選手生活は多くの感動を提供し、そのプレースタイルは多くのファンに愛されていました。

指導者としての経歴

引退後、實好は2008年からガンバ大阪のユースコーチとして指導に入ります。2009年にはトップチームのコーチに昇進し、2012年4月からはヘッドコーチとしてチームを指導しました。同年にはS級ライセンスも取得し、指導者としてのキャリアをさらに積み重ねました.

その後2014年には名古屋グランパスのコーチに就任しますが、2016年には再びガンバ大阪に復帰し、U-23の監督に就任しました。2018年には京都サンガF.C.の監督に就任し、2020年には愛媛FCでも指導を行いました。

2021年には愛媛FCでの監督職を全うし、2022年以降は大阪学院大学体育会サッカー部の監督を務めており、彼のサッカーに対する情熱は現在も衰えていません。

成績とタイトル

實好は選手としての活動の中で、ガンバ大阪の一員としてJリーグディビジョン1（2005年）、ナビスコカップ（2007年）、ゼロックススーパーカップ（2007年）を制覇しました。指導者としても多くの若手選手の育成に貢献しており、彼の教え子たちは日本サッカー界での活躍に繋がっています。

實好礼忠は、選手・指導者として日本サッカー界で重要な役割を果たす存在であり、今後の動向にも注目です。

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