寺井禎浩

寺井禎浩（てらい さだひろ）は、1969年4月11日生まれ、大阪府吹田市出身の実業家、プロデューサーです。株式会社ジャストプロの代表取締役社長を務めています。血液型はAB型です。

大学時代、寺井はつんく♂と出会い、アマチュアバンド集団「すっぽんファミリー」を立ち上げ、大阪城公園でのストリートライブ「城天」を創設しました。当時から「売れたい」「大きな会場でコンサートをしたい」という情熱を語るつんく♂に魅了され、アマチュア時代からマネージャーを務めました。シャ乱Qがメジャーデビューした後、寺井はプロデューサーへと転身しました。

その後、寺井はつんく♂と共に会社を設立し、7年間つんく♂の事務所社長を務めました。この時期には、ミニモニのデビューシングル「ミニモニ。ジャンケンぴょん！」や「恋愛レボリューション21」に彼の声が収録されています。つんく♂の結婚を機に、寺井は新会社「ジャストプロ」を設立し、芸能だけでなくアニメ制作にも取り組み始めました。

アニメ事業では、当時つばさエンタテインメントの取締役であり、後に「けものフレンズ」のプロデューサーとなる福原慶匡と出会い、海外にも通用するアニメコンテンツの制作を開始しました。ジャストプロは、アニメ制作機能を持つ珍しいプロダクションとして、関連会社と共にアニメコンテンツの企画・制作を定期的に行っています。また、2015年頃からは声優セクションを設立し、声優事務所としての業務も展開しています。

寺井のキャリアは、1988年にシャ乱Qらと共に「すっぽんファミリー」を立ち上げたことから始まります。1995年には、「one coin artists」を設立し、LOWDOWNや新堂敦士といったアーティストを輩出しました。同時に、MBS系バラエティー番組「暴ロンブー」や「エンタ」のブレーン、APとしても活動しました。2001年には、つんく♂が所属するジェイピィールーム株式会社を設立。その後、つんく♂が独立し、2008年からはジェイピィールームがアップフロントプロモーションのタレントが所属するようになりました。2012年には株式会社ジャストプロを設立し、2013年にはアニメ部門「ヤオヨロズ」を立ち上げ、CGアニメ制作を開始しました。現在、ジャストプロは芸能プロダクションとして、タレント、モデル、歌手、俳優、イラストレーター、文化人、アニメコンテンツと幅広い事業を展開しています。

私生活では、「銀河鉄道999」を愛するマニアとしても知られています。また、庄司智春からは、藤本美貴との結婚に貢献した恩人として、テレビ番組『しゃべくり007』などで名前が挙げられています。

寺井がプロデュースした主な作品には、テレビアニメ「直球表題ロボットアニメ」、「てさぐれ!部活もの」シリーズ、「みならいディーバ」、「けものフレンズ」、「ラブ米 -WE LOVE RICE-」シリーズ、「ケムリクサ」、「ちいかわ」などがあります。映画では「青春ばかちん料理塾」、舞台では「B.L. ～Ballad of Lip～」や「キバコの会」シリーズなどがあります。イベントでは、サイバーエージェントとの新人発掘オーディション「スマイルオーデション」も手がけています。

テレビ出演としては、「探偵!ナイトスクープ」や「情熱大陸～つんく特集」などがあります。

寺井禎浩は、音楽業界からアニメ業界まで、幅広い分野で才能を発揮するプロデューサーであり、その活動は多岐にわたります。

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