寺内タケシとバニーズ

寺内タケシとバニーズ

寺内タケシとバニーズは、1966年に結成されたグループ・サウンズに属するバンドです。このバンドは1966年12月にデビューし、1971年まで活動を続けました。バンド名の由来は、リーダーである寺内タケシが兎年に生まれたことに因んでいます。彼らは日本の音楽シーンにおいて多大な影響を与え、多くのヒット曲を生み出しました。

メンバー

バニーズの主要メンバーは以下の通りです：

• - 寺内タケシ（リードギター、1939年生まれ）：1966年から1968年まで在籍し、「エレキの神様」と称される存在でした。
• - 輿石秀之（ギター、ボーカル、1946年生まれ）：1966年から1967年まで活動し、その後俳優転向し、大石吾朗として知られるようになりました。
• - 黒沢博（リズムギター、1948年生まれ）：1966年から1971年まで在籍後、ヒロシ&キーボーを結成し、ソロとしても活動しました。弟に俳優の黒沢年雄がいます。
• - 荻野達也（オルガン、1945年生まれ）：1966年から1971年までのメンバーです。
• - 井上正（ドラムス、尺八、1947年生まれ）：1966年から1971年活動。
• - 小野肇（ベースギター、1945年生まれ）：1966年から1969年まで在籍。
• - 鈴木義之（リズムギター、1946年生まれ）：1967年から1971年に在籍し、その後ベースギターに転向しました。
• - 栗山正（ギター）：1970年から1971年まで在籍。

音楽的背景と経歴

このバンドは寺内タケシが「寺内タケシとブルージーンズ」を脱退した後、彼が中心となって結成されました。デビューシングル「テリーのテーマ」が1966年12月にリリースされ、瞬く間に人気を博しました。彼らの音楽スタイルは、当時の日本のロックシーンを代表するもので、特にエレキギターの音色が特徴的でした。1967年には、「レッツ・ゴー・シェイク」や「悪魔のベビー」などのヒット曲をリリースし、さらにアルバム「レッツゴー運命」では、第9回日本レコード大賞の編曲賞も受賞しました。

メンバー間で音楽性の違いが表れる中で、寺内はバニーズを独立させる決断を下し、彼自身は「ブルージーンズ」を再興する方向に移行しました。これにより、バニーズは「荻野達也とバニーズ」として新たなスタートを切り、東芝（リバティレコード）に移籍して活動を継続しました。

バニーズは、シングルやアルバムを発表し続け、音楽活動を展開しましたが、1971年に解散を迎えました。その後、メンバーの一部は寺内タケシとのライブに参加し、バニーズとしての活動を再開することとなります。

代表的なディスコグラフィー

スリリングな演奏や歌詞を誇る彼らのシングルには以下の曲があります：

• - テリーのテーマ（1966年12月）
• - レッツ・ゴー・シェイク（1967年3月）
• - 悪魔のベビー（1967年8月）
• - 太陽の花（1968年3月）

彼らのアルバムにも名作が揃い、特に「レッツゴー運命」は高く評価される作品となっています。バニーズの音楽は、グループ・サウンズの一時代を象徴するものであり、今日でも多くのファンに親しまれ続けています。

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