寺原村

寺原村（てらはらむら）

寺原村は、かつて茨城県北相馬郡に存在した村です。現在の茨城県取手市の中央部に位置していました。

歴史

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行に伴い、寺田村と桑原村が合併し、北相馬郡寺原村が誕生しました。この合併により、新たな村として歩み始めました。

しかし、1955年（昭和30年）2月15日、寺原村は周辺の取手町、稲戸井村、小文間村、高井村の大部分と合併し、新たな取手町の一部となり、その歴史に幕を閉じました。この合併により、寺原村という名前は地図から消えることとなりました。

地理的特徴と災害

寺原村は、利根川と小貝川という二つの大きな河川に挟まれた地域に位置していました。そのため、周辺の町村と同様に、過去には水害にたびたび見舞われるという歴史がありました。

特に大きな被害をもたらしたのが、1950年（昭和25年）8月2日に発生した水害です。この時、高須村神浦地先で堤防が決壊し、近隣の町村とともに村内が広範囲にわたり水没しました。幸いなことに死傷者は出ませんでしたが、地域全体では25,000人もの被災者を出すという甚大な被害となりました。

現在

寺原村は既に存在しませんが、その地は現在の取手市の一部として、その歴史を今に伝えています。水害の歴史を踏まえ、治水対策が施され、現在の取手市は災害に強い街づくりが進められています。

関連項目

* 茨城県の廃止市町村一覧

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