寺島義幸

寺島義幸について

寺島義幸（てらしま よしゆき）は1953年8月28日生まれの日本の政治家です。彼は、衆議院議員や長野県議会議員、さらに長野県議会の第84代議長を歴任しました。彼の政治キャリアは多岐にわたり、数々の役職を通じて長野県の地域発展に貢献しました。

生い立ちと教育

寺島は長野県立科町の農家に生まれ育ちました。彼は立科町立立科南小学校、立科中学校を経て、長野県岩村田高等学校に入学。その後、成城大学経済学部へ進学し、無事に卒業しました。大学卒業後は、民間企業に勤めた後、1987年から1991年まで羽田孜衆議院議員の秘書としての経験を積みました。

政治家としてのキャリア

1991年、寺島は無所属で長野県議会議員選挙に立候補し、北佐久郡選挙区から見事当選を果たしました。以降、彼は議会運営委員長や総務警察委員長など、多くの要職を担当。県議在職中には民主党にも入党しました。また、2010年から2011年にかけて第84代長野県議会議長も務めました。

2012年には羽田孜の後継者として衆議院議員選挙に出馬することとなります。当時、羽田の長男で参議院議員の羽田雄一郎の擁立が模索されていましたが、内規により世襲立候補が制限されていたため、寺島が急遽立候補。結果として、みんなの党の井出庸生や自民党の木内均を僅差で破り、民主党公認で初当選しました。この選挙では、与党にとって逆風が強い中での勝利となりました。

しかし、2014年には第47回衆議院議員選挙で前職の井出に敗北し、比例復活もできず落選しました。また、長野3区の地盤を失う結果となる中で、得票数自体は自民党の木内を上回ったものの、木内は比例で復活当選しています。

2017年には長野3区からの出馬を予定していましたが、希望の党の選挙区調整の影響で長野4区からの立候補に変更。またも落選する結果となります。

上田市長選とその後

2018年、引退する上田市の母袋創一市長から後継指名を受け、上田市長選挙に無所属で立候補しました。この選挙では羽田雄一郎の後援会の全面支援を受けましたが、投開票の結果、落選となりました。

2020年末に羽田雄一郎が急逝したことを受け、彼に仕えていた「千曲会」からは後継者として羽田雄一郎の弟、羽田次郎や寺島自身の名前が挙がりました。しかし寺島は、次郎が雄一郎の遺志を継ぐのが適任であるとの考えを示し、次郎を支援する立場を明言。結果として、羽田次郎は四月の選挙で当選を果たしました。

政策

寺島は選択的夫婦別姓制度の導入については当初「どちらとも言えない」との立場を示していましたが、2021年には賛成の意向を示しています。この変化は、彼の政策に対する柔軟な姿勢を示していると言えるでしょう。

彼の政治活動の中で、地方自治体の発展や市民の声を大事にする姿勢は多くの支持を集めました。今後も彼の政治活動から目が離せません。

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