寺本光照

寺本光照

寺本光照（てらもと みつてる、1950年1月22日生まれ）は、鉄道研究家、鉄道写真家、鉄道作家、鉄道評論家として知られる人物です。かつては大阪府の公立小学校教諭として地方公務員を務めていました。鉄道友の会および鉄道運輸史研究会の会員でもあります。

大阪府八尾市出身で、現在は柏原市に在住。幼少の頃から鉄道に深い興味を持ち、義務教育期間中から鉄道写真の撮影を開始。並行して鉄道雑誌への投稿や鉄道史の研究に励みました。その研究対象は、日本国有鉄道（国鉄、特に旧大阪鉄道管理局や天王寺鉄道管理局管轄の関西地区）やJRグループ（特に地元のアーバンネットワーク）を中心に、近畿日本鉄道（近鉄）、京阪電気鉄道（京阪）、南海電気鉄道（南海）などの大手私鉄にも及びます。

甲南大学法学部を卒業後、大阪府教育委員会の小学校教諭として採用され、府内の公立小学校に勤務。地方公務員としての職務の傍ら、鉄道雑誌に鉄道に関する記事（特に優等列車の歴史）を寄稿したり、各種書籍を執筆したりしました。

2010年3月に小学校教諭を定年退職。最終勤務先は八尾市立南山本小学校でした。退職後も、鉄道雑誌への寄稿や書籍の執筆を継続するほか、鉄道関連の講演会も開催しています。

寺本氏は、日本国有鉄道の急行列車のうち、通常の急行列車で使用される車両よりも設備が劣る車両を使用した急行列車を「遜色急行」と呼ぶことを一般化させた人物としても知られています。

人物

水泳と卓球を得意とするスポーツマンであり、自動車にも深い知識を持っています。

主な著書

決定版 近鉄特急（1985年5月 ジェー・アール・アール、林基一と共著）
国鉄・JR列車名大事典（2001年7月 中央書院）
時刻表に見る＜国鉄・JR＞列車編成史（2011年8月 JTBパブリッシング、三宅俊彦と共著）
JR特急の四半世紀（2012年5月 イカロス出版）
* こんなに面白い!近鉄電車100年（2019年10月 交通新聞社）

その他多数の著書を出版し、各雑誌への記事を寄稿しています。

寺本光照は、長年にわたり鉄道研究に情熱を注ぎ、その知識と情熱を著書や記事、講演会を通じて広く社会に伝えています。その功績は、鉄道趣味界にとどまらず、鉄道史研究においても高く評価されています。

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