寺本四郎

寺本 四郎（てらもと しろう）

寺本四郎は、1980年7月25日に徳島県徳島市に生まれた元プロ野球選手で、ポジションは外野手です。彼の野球キャリアは、学生時代から始まり、特に彼が通った明徳義塾高校では、同校の「高知三羽烏」として名を馳せました。彼の活躍は、高知商業高校の藤川球児、高知高校の土居龍太郎とともに語られることもあります。

プロ入り前の経歴

彼の高校時代は輝かしいものであり、2年生の時には春の選抜大会に出場。控え投手として、翌年のドラフトで注目される高橋一正とチームメイトであったことも知られています。3年生の時には、選抜大会に2年連続で出場し、PL学園との試合では劇的な延長戦のサヨナラ負けを経験しました。また、同年の夏の選手権大会では松坂大輔を擁する横浜高校と対戦し、勝利が見えた8回に逆転サヨナラ負けを喫しています。

1998年11月に行われたプロ野球ドラフトでは千葉ロッテマリーンズから4位指名を受け、本人の希望により投手として入団。背番号は61番となりました。

プロキャリア

1999年、寺本はプロデビューを果たし、3試合に登板しますが、制球難から徐々に結果が出ない日々が続きました。そこで、2002年には打撃力を活かすため外野手にポジションを変更。以降は打撃面でも徐々に存在感を示していきました。

2006年10月には、球団に対して引退の意向を表明し、任意引退しました。プロとしては短い道のりでしたが、彼の情熱は常に野球に向けられていました。

引退後の活動

引退後は故郷の徳島市でスポーツバー「ZERO」を経営し、少しずつ新たな挑戦をしていました。2009年には上京し、競馬関連会社を設立。さらに、一時期は高知県のミタニ建設工業の軟式野球部にも所属し、改めて野球への情熱を持ち続けていました。

2020年現在、寺本は実家の水産業に従事し、地元に根付いた生活を送っています。これまでの経験を活かしながら、彼は多様な職業に挑戦し続けており、その生き方は多くの人々にとって刺激的な存在です。

記録の概要

• - 投手記録

- 初登板: 1999年5月5日、対日本ハムファイターズでレリーバーとして登板、1回無失点
- 初奪三振: 1999年5月8日、対オリックス・ブルーウェーブ戦で達成

• - 打撃記録

- 初安打: 2003年9月5日、対日本ハムファイターズ戦で左前安打
- 初先発出場: 2006年8月5日、対福岡ソフトバンクホークス戦で達成

背番号

• - 61（1999年 - 2006年）

寺本四郎は、プロ野球選手としての道を歩む中で多くの経験を積み、引退後も多様な業界で活躍する姿は、彼自身の人生を象徴しています。彼の柔軟性や挑戦する精神は、現在の彼自身の成長にもつながっています。

もう一度検索