寺本潤

寺本潤の経歴と人物像

寺本潤（てらもと じゅん）は、1971年4月26日に大阪府で生まれた日本の実業家であり、株式会社エントリーの代表取締役社長を務めています。彼の人生とキャリアの歩みを振り返ると、様々な人々に影響を与える経営者としての姿を垣間見ることができます。

来歴

寺本は大阪府立渋谷高等学校を卒業後、デザインの専門教育を受けました。その後、ディスプレイ会社や広告代理店でディレクターとして働き、業界経験を積みました。しかし、1995年に阪神・淡路大震災が発生したことが彼の転職のきっかけとなりました。次の職を見つけるまでの間、とりあえずのつなぎとして短期人材派遣会社の株式会社フルキャストに登録し、ここで正社員として働くことになります。

フルキャストでの経験は、彼の考え方に大きな影響を与えました。創業者であり社長の平野岳史との出会いにより、寺本は経営に対する新たな志を抱くようになりました。彼は支店長やエリアマネージャー、執行役員としてのキャリアを経て、入社14年目にして社長に就任しました。しかし、リーマン・ショックが起きた後、彼は理想とする経営とは異なる厳しい現状に直面し、再び志を同じくする仲間と理想の会社を作るべく退任を選びました。

2013年には新たな企業の経営に参加し、翌年にはその会社の株を取得し自らが代表として舵を取ることとなりました。この際、会社名を「株式会社エントリー」と改め、短期人材派遣に特化したビジネスモデルへとシフトしました。

経営理念と社員への思い

寺本潤は、社員に対して非常に家族的な理念を持っています。前職の際に社員の大量解雇を経験したことから、どんな状況でも社員を解雇しないという強い決意を抱いています。このため、寺本自身が新入社員の家庭を訪問する家庭訪問を実施するなど、社員との信頼関係を大切にしています。

彼が尊敬する人物は松下幸之助であり、その経営哲学や理念に影響を受けています。寺本自身の経営方針にも、松下の精神が色濃く反映されています。

趣味と休日の過ごし方

寺本潤のプライベートな一面も興味深いです。彼は休日になると、ゴルフやサウナ、野球観戦を楽しんでいます。特に阪神タイガースの熱心なファンであり、株式会社エントリーが冠スポンサーとなったイベントでは始球式に挑戦することもあります。これにより、社名を広めるだけでなく、地域との交流を深めることを重視しています。

好きなお土産は、赤福を筆頭に博多通りもん、そして萩の月などがあります。これらの好みからも、彼の親しみやすい人柄が伺えます。

まとめ

寺本潤は、ただの経営者ではなく、社員を大切にし、理想の経営を追求する姿勢を持っている指導者です。営業の成功のみならず、社員の幸福を追求する彼の姿勢は、多くの企業にとって模範となる存在となっています。今後の彼の活動にますます注目が集まることでしょう。

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