寺村美穂

寺村美穂の競泳キャリア

寺村美穂（てらむら みほ、1994年9月27日生まれ）は、日本の元競泳選手であり、千葉県流山市出身です。彼女は主に個人メドレーを専門としており、セントラルスポーツに所属していました。

水泳との出会い

彼女が水泳を始めたのは、姉の影響を受けたことがきっかけです。地元の流山市にある「セントラルフィットネスクラブ流山」で練習に励み、早い段階から才能を開花させました。中学生の頃は平泳ぎに専念していましたが、膝の怪我により個人メドレーに転向。転機を迎えた中学3年生の夏に開催された第49回全国中学校水泳競技大会では、女子200m個人メドレーに出場して見事優勝。中学新記録での金メダル獲得は、彼女の水泳人生のスタートを飾る素晴らしい出来事となりました。

高校時代の活躍

2010年に千葉商科大学付属高等学校に進学すると、彼女はさらなる飛躍を遂げます。特に高校2年時に出場した第79回日本高等学校選手権水泳競技大会（インターハイ）での優勝は大きな成果でした。この成功を deついて、2012年にはロンドンオリンピック代表選考会にも出場しました。しかし、女子200m個人メドレーの決勝では、日本水泳連盟の派遣標準記録を満たすことができず、オリンピック出場の夢は叶いませんでした。その後、古傷の右膝の手術を受け、高校3年次の大会には出場せず、リハビリに専念しました。

大学での再出発

2013年、日本大学文理学部に入学すると、すぐに第89回日本選手権水泳競技大会に出場。女子200m個人メドレー決勝で渡部香生子選手に次いで2位となり、見事派遣標準記録をクリアしました。この功績により同年の世界水泳選手権（バルセロナ）に日本代表として選出されましたが、準決勝で敗退し、総合14位という結果に終わりました。

国際大会での成果

寺村選手はその後も精力的に競技活動に取り組み、2014年にはパンパシフィック水泳選手権やアジア競技大会に出場しました。アジア競技大会では、女子200m個人メドレーで3位に入り、銅メダルを獲得しました。

オリンピック出場

2015年には再び右膝の手術を行った後、リハビリに専念しました。2016年、リオデジャネイロオリンピックの代表選考会にも出場し、女子200m個人メドレー決勝では自己ベストを更新し、2分9秒87で見事1位を獲得。オリンピック派遣標準記録をクリアし、悲願のオリンピック出場を果たしました。

引退とその後

2020年の東京オリンピックでは、準決勝で2分12秒14のタイムで全体15位となりました。オリンピック後の2021年9月15日に現役を引退することを表明し、これまでの競技生活を正式に終えました。彼女の競泳人生は多くの挑戦と栄光で満たされており、その足跡は今でも多くのファンに勇気を与えています。

自己ベストタイム

• - 200m個人メドレー: 2分9秒87（2016年）

寺村美穂選手の活躍は、水泳界に多くの影響を与えたことでしょう。彼女の物語は、努力と情熱が実を結ぶことを示しています。

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