日本水泳連盟

公益財団法人日本水泳連盟

公益財団法人日本水泳連盟（Japan Swimming Federation, 略称：JASF）は、日本の水泳界を統括する団体であり、競泳をはじめとするさまざまな水泳競技の発展を目指しています。具体的には、競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング（AS）、オープンウォータースイミング（OWS）、さらには日本泳法の健全な普及と発展に努めています。この団体は、国民の心身の健康を促進することに寄与するという目的を掲げています。

沿革

日本水泳連盟は1924年10月に大日本水上競技聯盟として設立され、その後1928年には国際水泳連盟に加盟しました。その後、1945年に日本水泳連盟と改称し、活動を再開しました。1957年にはアーティスティックスイミングの統轄が始まり、2012年には公益財団法人として認可されました。

役員と組織

現在（2023年7月時点）、評議員は72名、会長には鈴木大地が就任しており、複数の副会長や常務理事が組織の運営を行っています。また、理事会や事務局を中心に、専門委員会や財務委員会、倫理委員会、選手選考委員会などの各種委員会が設置され、より効果的な運営が行われています。

国際的なつながり

日本水泳連盟は世界水泳連盟をはじめとする国際団体やアジア水泳連盟に加盟しており、国際大会への選手派遣などを通じて、日本代表選手の競技力向上を目指しています。特に、夏季オリンピックや世界[[水泳選手権]]、アジア競技大会など、重要な国際大会が連盟の活動の中心となっています。

競技大会

日本水泳連盟が主催または主管する競技大会には、日本選手権水泳競技大会や学生選手権水泳競技大会、国民スポーツ大会などがあり、これらは選手たちにとって貴重な競技の場となっています。また、各競技（競泳、飛込、水球、AS、OWS）に特化した大会も開催されており、選手たちの技術向上が図られています。

教育・指導

選手だけでなく、指導者の養成も重視しています。基礎水泳指導員や公認水泳コーチといった様々な資格を設けており、これにより水泳競技の普及に努めています。また、選手の技能向上のための検定制度も整備されており、泳力や技術向上を目指す選手に対して多彩な挑戦を提供しています。

公式キャラクターとアンセム

日本水泳連盟の公式キャラクター「ぱちゃぽ」は、河童をモチーフにした存在で、水泳競技会場で活躍しています。また、「水夢」という名前の公式アンセムもあり、様々な水泳イベントで使用される音楽となっています。これにより、イベント自体の雰囲気を高め、参加者への印象を強化しています。

水泳の日

毎年8月14日は「水泳の日」として制定されており、国民に水泳の重要性や楽しさを広めるきっかけとなるイベントが各地で開催されています。この日は水難事故のリスクを減らすため、国民全員が泳げるようになることを目指しています。

日本水泳連盟は、未来に向けて水泳の普及と選手育成に注力し、健全なスポーツ文化の発展に寄与しています。

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