対話でつなごう滋賀の会

対話でつなごう滋賀の会

概要

対話でつなごう滋賀の会は、日本の滋賀県で活動していた地域政党で、2006年11月18日に設立され、2015年7月31日に解散しました。この団体は、滋賀県知事に当選した嘉田由紀子の支援を目的に結成されました。超党派的な性格を持ち、民主党や自民党の党員も関与していました。

基本理念

この会の基本理念は、「もったいない」の精神に基づき、滋賀県や滋賀県民がその力を最大限に引き出すことを目指しています。この理念の実現のため、住民の声を重視し、地域に根ざした政策を提案することで、真の地域主権を確立しようとしました。さらに、琵琶湖を中心に広がる豊かな自然環境の保全にも努め、地球環境への配慮を広げることも重要な目的としています。滋賀県民が誇りを持てる地域社会の実現を目指したのです。

役員構成

対話でつなごう滋賀の会には、明確な役員構成がありました。代表には清水鉄次、副代表には冨波義明が就任していました。事務局長は塚本茂樹が務め、事務局次長のポジションには駒井千代が担当されていました。また、嘉田由紀子元知事が相談役として協力していましたが、2013年4月13日に行われた総会でこのポジションは廃止されています。

所属する首長や議員

この団体には多くの首長が参加していました。例えば、嘉田由紀子元知事や越直美大津市長、西沢久夫元東近江市長、平尾道雄米原市長などがその例です。また、他にも橋川渉草津市長が顧問として名を連ねていましたが、彼は初当選した際に対話の会より支援を受けたことで知られています。

所属議員について

滋賀県議会には、対話の会から公認または推薦された議員として、駒井千代、清水鉄次、沢田享子、冨波義明の4名が在籍していました。そのほかにも、今江政彦、江畑弥八郎、中沢啓子、西川勝彦といった名前が挙げられ、選挙では民主党公認による当選を果たした議員もいました。一部の議員は「対話の会・しがねっと」として活動しながらも、民主党系会派に所属していました。

市町村議会の状況

市町村議会においても、多数の対話の会所属の議員が活躍していました。高島市、草津市、守山市、野洲市、湖南市、彦根市、長浜市、甲良町などで、各市町の議会において地域の声を反映させる活動を行っていました。

解散

対話でつなごう滋賀の会は、2015年に解散しました。その後、民進党系の議員たちはチームしが県議団に合流し、政治的活動の場を新たに構築しています。地域政党としての対話でつなごう滋賀の会は、滋賀県民の声を活かす役割を果たしてきましたが、時代の変化とともにその形を変えていったのです。

終わりに

対話でつなごう滋賀の会は、地域の声を大切にし、滋賀県ならではの政治を実現するために活動してきました。その理念は、今後の地域政党の活動にとっても重要な指針となるでしょう。

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