チームしが

チームしがの概要

チームしがは、滋賀県を活動拠点とする日本の地域政党であり、滋賀県議会の会派の一つです。この団体は地域の政治をより身近にし、住民の声を反映させることを目的としています。

沿革

チームしがは2014年5月に設立され、その当初の共同代表は嘉田由紀子元知事と三日月大造現知事でした。設立当初は、嘉田による政策研究グループとしてスタートし、同年10月には滋賀県議会内の民主党会派や「対話でつなごう滋賀の会」が集結して「チームしが県議団」を結成しました。この際、嘉田が代表を務め、三日月は特別顧問に就任しました。2018年の滋賀県知事選挙でも三日月を支援し、政治的な存在感を増していきました。

2016年の参議院選挙では、民進党の候補者である林久美子を推薦しましたが、残念ながら落選しました。その後、2019年の滋賀県議会議員選挙では全ての公認候補者が当選し、政治的な基盤をさらに強化しました。同年の参議院選挙では、嘉田が無所属で野党統一候補として立候補し、見事当選を果たしましたが、これにより三日月は特別顧問を辞任しました。この時期、チームしがのウェブサイトからは三日月に関する記載が削除されましたが、嘉田との握手写真が掲示され続け、与党としての立場を強調していました。

2021年11月時点では、チームしがの会派に公認候補12名と無所属で参加する県議2名が在籍しており、合計人数は14人でした。2022年の参議院選挙では田島一成を推薦し、県議会議員補欠選でも野田武宏を公認したものの、いずれも落選が続きました。

2023年の滋賀県議会議員選挙では、17人と多数の候補を立てるも、議席は14から12に減少しました。新たに中沢啓子が代表に就任し、嘉田は顧問に退いた状態です。

政策理念

チームしがは、地域社会の活性化を目指し、以下の3つの理念に基づいて活動しています。まずは「いのち」を守ること。次に、「人の力」を活かすこと。そして「草の根自治の滋賀」を発展させることです。さらには、琵琶湖などの自然環境と共存し、誰もが居場所と出番を持てる「共生社会」を築くことを目指しています。このように、地域の力を引き出し、持続可能な経済と雇用の発展を図るために取り組んでいます。

役員

2023年6月時点での役員構成は、代表に中沢啓子県議が就任し、嘉田は顧問となっています。

所属国会議員

2021年11月時点では、チームしがには参議院議員1名が所属しており、地域の声を国政に反映させる役割を担っています。

関連項目

チームしがはミニ政党、確認団体に位置付けられ、地域政治を活発にするための取り組みを続けています。

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