対馬海上保安部

対馬海上保安部について

対馬海上保安部は、長崎県対馬市に位置する海上保安庁第七管区海上保安本部の管轄下にある組織です。対馬周辺海域の警備を主な任務としています。

概要

対馬は、朝鮮半島と日本列島、東シナ海と日本海を結ぶ交通の要衝であり、古くから重要な拠点とされてきました。このため、対馬近海は外国籍の漁船による密漁が後を絶たず、対馬海上保安部では、これらの違法行為を取り締まるため、警備体制を強化しています。また、対馬本島は「国境の島」とも呼ばれ、防衛上の重要拠点でもあります。海上自衛隊は佐世保地方隊隷下の対馬防備隊を、陸上自衛隊は第4師団隷下の対馬警備隊をそれぞれ配置し、朝鮮半島方面への警戒にあたっています。

沿革

対馬海上保安部の歴史は、1948年（昭和23年）5月に厳原海上保安部として発足したことに始まります。当初は、比田勝、佐須奈、鹿見、竹敷（鶏知）に基地を設置していました。

その後、1955年（昭和30年）10月には、比田勝と竹敷に分室を開設し、佐須奈と鹿見の基地を廃止しました。1965年（昭和40年）3月には、比田勝分室が比田勝海上保安署に昇格しました。1969年（昭和44年）3月には、竹敷分室が廃止されました。

2004年（平成16年）4月には、上対馬航路標識事務所が廃止されたことに伴い、その業務を引き継ぎ、同時に、対馬海上保安部へと名称を改めました。

所属する巡視船艇

対馬海上保安部には、以下の巡視船と巡視艇が配備されています。

巡視船

らいざん PS 06
あさじ PS 19

巡視艇

はやぐも PC 105（比田勝海上保安署所属）
むらくも PC 106
あきぐも PC 110（比田勝海上保安署所属）

関連情報

対馬海上保安部は、対馬の安全を守る上で重要な役割を果たしており、その活動は地域の安全に不可欠です。対馬周辺海域における警戒活動や、密漁を取り締まる活動を日々行っています。対馬を訪れる際には、これらの活動にもご注目ください。

外部リンク

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