寿スピリッツ

寿スピリッツ株式会社の概要

基本情報

寿スピリッツ株式会社（KOTOBUKI SPIRITS Co., LTD.）は、鳥取県米子市に本社を構える純粋持株会社です。創業当初は、鳥取の名物である「因幡の白うさぎ」を製造・販売していた寿製菓としてスタートしました。その後、OEM（相手先ブランドによる生産）を通じて各地の土産菓子の生産の需要に応え、企業として成長を続けています。

特に1990年代に入ると、北海道や東京において経営不振の菓子会社を傘下に取り込むことで、いっそう事業を拡大しました。お土産店などの販路を活用し、多様なブランド商品を展開している点が特異です。その結果、菓子業界では上場企業としてカルビーに次ぐ高い時価総額を誇る企業となりました。

関連企業の注意点

寿スピリッツ株式会社は、広島県庄原市に本社を置く寿製菓株式会社とは全く異なる企業です。後者はもみじ饅頭を製造しており、創立も先ですので混同されないよう注意が必要です。

沿革

寿スピリッツ株式会社の歴史は1952年に始まります。以下に、主な沿革をまとめます。

• - 1952年: 株式会社寿製菓が設立され、伝統的なお菓子作りが始まる。
• - 1972年: 株式会社コトブキ（現在の株式会社北陸寿）を設立。
• - 1987年: 株式会社但馬寿の設立。
• - 1994年: ジャスダックに上場。
• - 1996年: 株式会社コトブキチョコレートカンパニー（現株式会社ケイシイシイ）を設立。
• - 1998年: 株式会社つきじちとせを設立、同年に小樽洋菓子舗ルタオを展開。
• - 2005年: 株式会社九十九島エスケイファーム他3社から菓子製造・販売事業を譲受し、九十九島グループがスタート。
• - 2006年: 純粋持株会社へと移行し、現在の社名に変更。製菓事業は子会社の寿製菓株式会社が承継。
• - 2011年: 新たに株式会社シュクレイを設立。
• - 2012年: 株式会社つきじちとせが一部事業を株式会社シュクレイに譲渡し解散。
• - 2013年: 東京証券取引所第二部に上場し、エスカワゴエ株式会社が筆頭株主となる。
• - 2014年: 東京証券取引所第一部に昇格し、純藍株式会社を設立。
• - 2016年: 株式会社フランセを傘下にし、子会社化。
• - 2017年: 株式会社シュクレイがフランセを吸収合併。

グループ企業

寿スピリッツ株式会社には、以下のような関連企業があります。

• - 寿製菓
• - お菓子の壽城
• - ケイシイシイ
• - ルタオ
• - 純藍
• - ひだ寿庵
• - 東海寿
• - 三重寿庵
• - 寿庵
• - 寿香寿庵
• - 但馬寿
• - せとうち寿
• - 寿堂
• - ケーエスケー
• - 花福堂
• - 九十九島グループ
• - 赤い風船
• - 南寿製菓
• - シュクレイ
• - 東京ミルクチーズ工場
• - ザ・メープルマニア
• - 築地ちとせ
• - コートクール
• - バターバトラー
• - ザ・マスター
• - GENDY
• - ミルフィユメゾン フランセ
• - フランセ
• - キャラメルゴーストハウス
• - ザ・テイラー
• - ネコシェフ
• - ココリス
• - ドレ
• - フィオラッテ
• - ドローリー
• - 京都珈琲菓子モカボン
• - ザ・ドロス

寿スピリッツ株式会社は、今後も地域特産品や伝統的なお菓子の生産を通じて、さらなる発展が期待されます。

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