小中野 (八戸市)

小中野（こなかの）

小中野は、青森県八戸市に位置する町丁です。郵便番号は031-0802。2020年4月30日現在の人口は6,142人、世帯数は3,309世帯です。現在の行政地名は小中野一丁目から小中野八丁目で、全域で住居表示が実施されています。この地域は、旧陸奥国三戸郡小中野村および類家村の一部、青森県三戸郡小中野町および八戸町大字類家の一部、そして青森県八戸市大字小中野町および大字類家の一部にあたります。

地理

八戸市の中央に位置し、北は江陽、南は青葉、諏訪、西は柏崎、東は新井田川と湊町に面しています。鉄道の最寄駅はJR八戸線の小中野駅です。

歴史

小中野という地名は、もともと小中野村からきています。現在の小中野地区は、かつて新堀と呼ばれていました。その名残は、小中野八丁目にある新堀公園に見ることができます。

1706年（宝永3年）：白子権兵衛が新堀川を改修し、船入り場を整備しました。
1772年（安永元年）：新堀川が洪水により埋没したため、付替工事が実施されました。
1875年（明治8年）：湊小学（現在の八戸市立小中野小学校）が開校しました。
1894年（明治27年）：八戸線が湊駅（現在廃止）まで開業し、物流拠点としての役割を担いました。
1925年（大正14年）6月27日：小中野大火が発生し、小中野町から出火して北横町や新丁など400戸が焼失しました。
1929年（昭和4年）：小中野町が市制施行により八戸市に含まれました。
1947年（昭和22年）：八戸市立小中野中学校が開校しました。
1969年（昭和44年）：公害問題が発生し、小中野ぜんそくや新井田川の汚染が問題となりました。

町名の変遷

1968年（明治元年）：新丁を中心とする新井田川河口左岸一帯が湊村より編入されました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により旧来の小中野村が村制施行し、三戸郡小中野村が発足しました。単独村制により大字が存在しなかったため、三戸郡小中野村字〇〇となりました。
1924年（大正13年）11月10日：町制施行に伴い三戸郡小中野町字○○となりました。
1929年（昭和4年）5月1日：同郡八戸町、湊町、鮫村と合併し八戸市を新設。八戸市大字小中野町字○○となりました。
1940年（昭和15年）5月2日：工業地帯地区、現在の江陽において青森県によって工業地帯造成目的で土地区画整理事業計画が決定されました。
1962年（昭和37年）5月5日：土地区画整理事業の換地処分公告により町名が新設されました。
1975年（昭和50年）11月1日：小中野北一～五丁目に住居表示が施行されました。若干の区域変更と小中野北の町名が江陽と改名されました。
1976年（昭和51年）9月1日：住居表示により類家、青葉、諏訪の各町名が設置されました。大字小中野町は諏訪一丁目にのみ吸収されました。
1978年（昭和53年）2月1日：住居表示により柏崎、小中野の各町名が設置されました。これにより大字小中野町は消滅しました。

教育

八戸市立小中野小学校
八戸市立小中野中学校

関連項目

八戸市の町・字一覧
* 小中野町

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