小倉久寛のオグラでオグラだ!

小倉久寛のラジオ番組『オグラでオグラだ！』

『オグラでオグラだ！』は、ニッポン放送が制作したラジオ番組で、1986年から1988年の間に放送されていました。主にナイター中継のない冬季に放送が行われ、メインパーソナリティを小倉久寛が務めました。この番組は、毎週月曜日から木曜日の21時から22時までの時間帯に行われ、人気若手芸人である小倉の独特のトークが多くのリスナーを魅了しました。

番組の特徴と放送期間

『オグラでオグラだ！』の放送は、1986年10月13日から1987年4月3日までの期間と、1987年10月12日から1988年4月1日までの2つの期間にわたりました。特に興味深いのは、同番組がパーソナリティの小倉とその前に放送されている『ヤングパラダイス』の三宅裕司との相性が良く、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの俳優によるラジオ番組が連続して放送されていた点です。

番組名は、ビートルズの名曲「オブラディ・オブラダ」に由来しており、サビ部分の歌詞をアレンジしてタイトルに使用しています。また、この曲は番組のテーマ曲としても親しまれました。リスナーに愛されたこの番組は、一つの文化のアイコンとして記憶されています。

出演者とコーナー

『オグラでオグラだ！』では、1986年度にはパートナーとして月曜日に島田奈美、火曜日に真璃子、水曜日に原田ゆかり、木曜日に中村由真が出演しました。1987年度には、月曜日に田中律子、火曜日に小沢なつき、水曜日に島田奈美、木曜日に酒井法子が参加しました。これだけでも番組の多様性が伺えます。

番組内ではさまざまなコーナーが放送されました。その中でも特に人気があったのが「早い者勝ちクイズ・日本の謎」で、リスナーが正解を電話で応募し、一番早く正解した人には一万円がプレゼントされました。このコーナーは1986年度から続き、問題の難易度は高く、特に21時20分の受付終了までに正解が出ないこともしばしばありました。

1987年度には「早い者勝ちクイズ・世界の謎」が登場し、日本の謎と同様の形式ではあったものの、参加条件が厳しくなり、一台の電話だけがつながるスタイルとなっていました。このため、賞金を獲得する難易度が跳ね上がりました。

また、同年度には「ブラバン大集合」というコーナーもあり、リスナーが電話越しに楽器や身近な道具で音楽を演奏するユニークな企画も行われました。そして、小倉自身もラッパを演奏するなど、参加型の楽しさが魅力でした。

内包番組とその影響

さらに、1986年度には「ビーバーヤング 木村一八のギリギリtwist and shut」などの内包番組が行われ、番組全体の楽しさと多様性を引き立てました。リスナーにとっては、聞き逃せない放送となり多くのファンを獲得しました。1987年度には「光のスターライトキッス」なども放送され、番組の幅を広げました。

『オグラでオグラだ！』は、そのユニークなスタイルと多彩なコーナーにより、多くのリスナーから愛され続けました。その存在は現在でも多くの人々に記憶され、ラジオ史に名を刻んでいます。

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