小出警察署

新潟県警察 小出警察署

新潟県警察の一部門である小出警察署は、新潟県魚沼市全域を管轄しています。現在の所在地は魚沼市井口新田243番地1にありますが、この地はかつて旧北魚沼郡湯之谷村の一部でした。現在の庁舎が当地に移転したのは1972年で、それ以前は旧北魚沼郡小出町の中心部に位置していました。

沿革

小出警察署の歴史は明治時代に始まります。1875年（明治8年）、現在の魚沼市堀之内地区にあたる場所に「堀之内警察所」として発足しました。その後、組織や名称の変遷を経て、1954年（昭和29年）に現名称の「小出警察署」となります。庁舎も移転の歴史があり、1972年（昭和47年）に旧湯之谷村域（当時）に新しい庁舎が建設され、それまで旧小出町本町にあった庁舎から移転しました。この移転は、管轄区域の変化や警察業務の拡大に対応するためのものでした。

組織

警察署内部は、多岐にわたる警察活動を効率的に行うため複数の課で構成されています。小出警察署には、警察運営の中枢を担う「警務課」、予算管理や物品調達を扱う「会計課」、地域住民の安全な生活を守るための防犯活動や少年非行防止などを担当する「生活安全課」、パトロールや初動捜査、交番・駐在所の管理を行う「地域課」、凶悪事件や窃盗事件などを捜査する「刑事課」、交通安全対策や交通事故処理を担当する「交通課」、そして要人警護や災害警備などを行う「警備課」といった専門部署が置かれており、それぞれが連携して地域社会の治安維持に貢献しています。

地域拠点

広大な魚沼市内全域をカバーするため、小出警察署は本署に加え地域に密着した活動拠点として交番と複数の駐在所を設置しています。交番としては、魚沼市堀之内にある「堀之内交番」（魚沼市堀之内387-9）があります。

また、さらにきめ細やかな地域対応を行うため、市内各所に駐在所も配置されています。これには、「虫野駐在所」（魚沼市虫野442-4）、「大湯駐在所」（魚沼市湯之谷芋川467-7）、「広神駐在所」（魚沼市今泉1459-9）、「須原駐在所」（魚沼市須原1375-41）、「上条駐在所」（魚沼市渋川1683-4）、そして「入広瀬駐在所」（魚沼市大栃山142-6）といった駐在所が含まれます。これらの地域拠点を通じて、警察官は地域の住民と日常的に触れ合い、パトロールや巡回連絡、各種相談対応などを行い、地域に根差した防犯・治安維持活動を展開しています。

まとめ

小出警察署は、その長い歴史と確立された組織、そして地域に配備された交番・駐在所のネットワークを通じて、魚沼市民の安全と安心を守るための重要な役割を担っています。犯罪の抑止、交通事故の防止、災害発生時の対応など、様々な事態に対応するため、日夜活動を続けています。

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