小原由梨愛

小原由梨愛（おばら ゆりあ）

小原由梨愛は1990年9月4日生まれ、青森県十和田市出身の元女子サッカー選手です。ポジションはディフェンダーおよびミッドフィールダーで、特に日本女子代表としての活躍が際立っています。サッカーキャリアは、彼女が9歳の時に十和田市立北園小学校でスタートしました。中学時代には青森の五戸町スポーツクラブに所属し、さまざまな大会に出場して技術を磨きました。

中学校を卒業後、小原は宮城県にある常盤木学園高校を選択し、サッカーの道をさらに進むことに決めました。在学中、彼女は全日本女子ユース選手権での3連覇を成し遂げるなど、貴重な経験を積み重ねました。

2009年にはアルビレックス新潟レディースに加入。同年、彼女は新潟医療福祉大学に入学し、同時にサッカー部にも参画しました。プロとしてのデビューはその年の4月、浦和レッズレディースとの試合で果たし、7月にはスペランツァF.C.高槻戦で初得点を記録しました。また、同年にはU-19日本代表に選出され、中国で開催されたAFC U-19女子選手権に出場し、日本の優勝に貢献しています。

2010年にはU-20日本代表としてFIFA U-20女子ワールドカップにも参加しましたが、キャリアは次第に波乱に富んだものとなりました。2012年には練習試合中に負傷し、右膝の前十字靭帯損傷と診断され手術を受けました。これによって選手としてのキャリアに一時ブレーキがかかりましたが、彼女はリハビリを経て復帰しました。

2014年、長船加奈の体調不良により、AFC女子アジアカップに日本女子代表として初めて招集され、ヨルダンとの試合で代表デビューを果たします。翌年、EAFF女子東アジアカップにメンバーとして選ばれるも、トレーニングキャンプ中に再度負傷しまいました。この負傷が影響し彼女は数カ月間、公式戦から離れることとなります。

2018年には横浜FCシーガルズへの移籍が発表され、新しい舞台での挑戦が始まりました。2021年11月26日、彼女は2021シーズンをもって現役を引退し、2022年からは横浜FCサッカースクールのコーチとして新たなキャリアを歩み始めました。

個人成績

• - 日本女子サッカーリーグ

初出場: 2009年4月11日 浦和レッズレディース戦
初得点: 2009年7月5日 スペランツァF.C.高槻戦
通算200試合出場: 2021年9月18日 コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦

代表歴

• - 初出場: 2014年5月18日 ヨルダン戦
• - 選出歴:

- U-19日本女子代表
- U-20日本女子代表
- 日本女子代表（なでしこジャパン）

タイトル

• - 代表:

- U-19日本女子代表
- AFC U-19女子選手権: 1回 (2009年)

• - クラブ:

- 常盤木学園高校
- 全日本女子ユース選手権: 3回 (2006年, 2007年, 2008年)
- 全日本高等学校女子サッカー選手権: 1回 (2008年)

名実ともに実力を兼ね備えた選手であり、彼女のサッカー人生は多くの人に影響を与え続けているでしょう。

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