小原美南

小原 美南（おばら みなみ）

1997年9月1日生まれ。北海道出身の女子野球選手で、主に投手として知られています。2024年からは広島県を本拠地とする、はつかいちサンブレイズの一員として活動しています。

北海道登別市に生まれ、地元の北海道登別明日中等教育学校を卒業しました。野球キャリアの始まりは、2016年にレイアアカデミーへ加入したことでした。同年に行われた入団テストに合格し、アカデミー出身者としては初の女子プロ野球選手という歴史的な一歩を踏み出しました。

プロの世界でのスタートを切った2017年シーズンは、レイアの一員としてプレーし、主に外野手として試合に出場しました。この年の8月20日、対京都フローラ戦でプロとして公式戦に初めて出場を果たし、7番・中堅手として名を連ねています。同じ試合で、7回表には小西美加投手からライト前へ運び、プロ初安打を記録しました。

2018年には愛知ディオーネへ移籍し、ここで大きな転機を迎えます。このシーズンから本格的に投手に専念することになり、新たな挑戦が始まりました。投手としての公式戦初登板は、2018年4月18日の対京都フローラ戦。4回裏から2番手としてマウンドに上がり、1イニングを投げ1失点という内容でした。続く6月9日には再び京都フローラ戦で、5回表にシェー・ユー・イン選手を見逃し三振に打ち取り、プロでの初奪三振を記録。そして、投手転向後初めての勝利は、2018年9月23日の対京都フローラ戦で手に入れました。この試合では3回表から2番手で登板し、5イニングを無失点に抑える好投を見せています。投手転向初年度ながら、このシーズンは3勝を挙げるなど、新しいポジションで確かな足跡を残しました。

愛知ディオーネには2020年シーズンまで所属。この年、最もセーブ数の多い投手に贈られる最多セーブのタイトルを獲得するなど、リリーフ投手としてもその能力を発揮しました。2020年限りで同球団を退団することを自身のSNSで発表しました。

女子プロ野球リーグを離れた後の2021年からは、東海NEXUSに活躍の場を移しました。背番号は11番に変更しています。

そして、2024年にははつかいちサンブレイズへ移籍することが発表されました。ここでも引き続き背番号11を背負い、チームの勝利に貢献すべく新たな環境での挑戦を続けています。

身体能力にも優れており、50メートル走では6秒9、遠投では68メートルを記録しています。

キャリアにおける背番号の変遷は、2017年に41番、2018年から2020年まで20番、そして2021年以降は11番を使用しています。

女子野球界での経験を積み重ね、外野手、そして投手として多様な役割を担ってきた小原美南選手の、今後ますますの活躍が期待されます。

外部リンク
小原美南 - X (旧Twitter)

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