小原裕貴 (1980年生のタレント)

小原裕貴の人物像とキャリア

小原裕貴（こはら ゆうき）は1980年5月21日生まれの神奈川県出身の元俳優であり、元ジャニーズJr.である。公文国際学園中等部・高等部を経て、亜細亜大学で経済を学び、卒業後は一般企業に就職した。

ジャニーズJr.としての成功

小原は1991年にジャニーズ事務所に入所し、1990年代後半、同事務所のJr.たちと共に非常に人気を博していた。彼は『Myojo』のファン投票企画で、「恋人にしたいJr.」部門で1996年と1997年に連続で1位に輝くなど、その人気は絶大だった。そのルックスと才能から「一番美形なJr.」としても5年連続で受賞しており、見た目だけでなく、ダンスでもメインダンサーとしての役割を担っていた。

2000年9月3日、小原は当時のパフォーマンス中に学業に専念するためにジャニーズJr.を卒業することを発表した。これはファンにとって驚きの宣言であり、報道でも大きく扱われた。彼の卒業公演は同年の東京ドームで行われ、その模様はビデオにも収録されている。彼の退所後、ジャニーズ事務所から特別に取り上げられたことから「伝説のJr.」と称されるようになった。

一般企業でのキャリアと復帰

卒業後は2003年に大学を無事卒業し、大手広告代理店の博報堂に入社。就職に関する報道は日本国内のみならず、台湾のメディアにも取り上げられるなど国際的にも注目を浴びた。彼はその後もキャリアアップを重ね、2018年には子会社の博報堂DYメディアパートナーズに異動、2022年にはUUUMの合弁会社HUUMのCMOとしての就任が報じられた。

加えて小原は2010年10月15日に、卒業から10年を迎えた際に、友人である二宮和也の紹介で『A-Studio』に出演し、その姿が注目を集めた。さらに2017年にはドラマ『ぼくらの勇気 未満都市 2017』にキイチ役として一夜限りの復帰を果たし、視聴者の記憶に新たな印象を残した。

エピソードと趣味

小原は憧れの先輩に東山紀之、木村拓哉、松岡昌宏、20th Centuryを挙げ、ダンスにおいて中学時代から注目されている。彼はプライベートでは櫻井翔、大野智、今井翼、川野直輝と「ZEUS」というバンドを結成し、ベースを担当していた。また、テレビ番組『8時だJ』に出演中にマラソンに挑戦した経験もある。

さらに、ジャニーズJr.時代には多くの楽曲に参加したり、バックダンサーを務めたりし、そのパフォーマンスは視聴者に強く印象づけられた。特に、ジャニーズと関わりのあるプロジェクトで今でもその姿を見かけることがあり、彼の確かな実力と影響力は色あせていない。

結語

小原裕貴は80年代から90年代初頭にかけて日本の若者文化に大きな影響を与えた存在であり、一度は引退したものの、その後も様々な形でメディアに姿を現している。彼のキャリアは、アイドルとしての成功と一般企業での実績が交差する特異なもので、多くのファンにとって特別な思い出となっている。

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