小室広佐子

小室広佐子のプロフィール

小室広佐子（こむろ ひさこ）は、1956年8月12日に東京都台東区浅草にて誕生しました。彼女には二人の兄がいますが、彼女の専門性はその家庭環境とは異なる道への進展を促しました。東京大学の教養学部国際関係学分科を卒業後、教育学部学校教育学科に進み、心理学を学び卒業しました。その後、東京大学大学院人文社会学研究科で社会情報学を専攻し、社会情報学修士の学位を取得しました。このように、彼女の学問的なバックグラウンドは、非常に多岐にわたっています。

大学生活では、テニスサークルに参加し、キャプテンを務めながら7校の旧帝大リーグ戦で優勝したこともあります。また、英検1級の資格を持ち、英語に関しても高いレベルの能力を有しています。

キャリアの歩み

彼女のキャリアは、マスメディアの現場から始まりました。日本放送協会（NHK）において、彼女は報道番組キャスターやリポーターとして活躍しました。特に、NHK衛星第1テレビ（BS1）の『ワールドニュース』に出演し、東京だけではなくロンドン支局や欧州総局（パリ）でも勤務しました。この経験は、彼女の後の学問的な活動にも大いに影響を与えました。

2002年、東京国際大学の国際関係学部国際メディア学科に助教授として着任したのを機に、社会情報学などの講義を行うようになります。彼女は、フジテレビの露木茂教授とも同僚として学び、協力しあうことにより両者の専門性を活かす環境を整えました。

その後、准教授としての経歴を経て教授に昇任し、国際関係学部長を務めることとなりました。しかし、所属する学部は後に言語コミュニケーション学部に変更され、彼女は言語コミュニケーション学部長及び副学長に就任しました。これらの役職を通じて、彼女は学問の発展に貢献し続けています。

貢献と活動

学外においても、小室は積極的に公的な審議会や委員会に参加しており、日本私立大学協会国際交流部委員会、財務省関税等不服調査委員会、気象庁業務評価委員、内閣府中央防災会議委員など多岐にわたる役職を歴任しています。これにより、彼女は学術界だけでなく、実社会への影響力も強めています。

主な著書と研究

小室広佐子は多くの著作や共著を通じて、マスメディアや国際社会についての理解を深めるための研究を行っています。具体的には、以下のような著作が存在します：

• - （日比野正明、岡本幸雄との共著）『国際社会の動向と日本』、玉川大学出版部、1999年
• - （柏倉康夫、萩野弘巳との共著）『マスメディア論』、放送大学教育振興会、2003年
• - （柏倉康夫、佐藤卓己との共著）『日本のマスメディア』、放送大学教育振興会、2007年

彼女の研究活動は、マスメディアの変遷や国際社会における日本の立ち位置を理解するための貴重な資料となっています。小室広佐子は、学問と実務を結びつける重要な役割を担いながら、今後も多方面での活躍が期待されています。

もう一度検索