小山博也

小山博也

小山博也（おやま ひろなり、1925年9月1日 - 2018年5月15日）は、日本の著名な政治学者であり、埼玉大学の名誉教授として知られています。

経歴

北海道で生まれ育ち、1945年に山形高等学校文科乙類を卒業。その後、1948年に東京帝国大学（現在の東京大学）法学部政治学科を卒業し、東京大学社会科学研究所の助手として研究生活をスタートさせました。

1953年9月には、埼玉大学文理学部の助教授に就任。1967年には同大学経済学部の教授に昇進し、1979年7月には経済学部長に選出されました。1991年に埼玉大学を定年退官し、名誉教授の称号を授与されました。退官後は、山梨学院大学法学部の教授として教鞭を執り、1997年に退職されました。

業績

小山博也は、政治学、地方自治研究に大きな足跡を残しました。特に、明治時代の政党組織や、埼玉県政に関する研究は高く評価されています。また、海外の政治学に関する文献の翻訳も数多く手掛け、日本の政治学研究の発展に貢献しました。

著書

『政治学原論講義要綱 第1部』風間書房 1959
『明治政党組織論』東洋経済新報社 1967
『埼玉県政と知事の歴史的研究』新興出版社 1996
『埼玉県政治史断章』埼玉新聞社 1999

共著

『県民100年史 埼玉県の百年』共著 山川出版社 1990

翻訳

ロドフ『太平洋をめぐる日米財閥』竹浪祥一郎共訳 岩崎書店 社会科学全書 1953
ロドフ『太平洋戦争前史 日米独占資本の争覇』竹浪祥一郎共訳 岩崎書店 社会科学全書 1953
『日本帝国主義の歴史と本質』竹浪祥一郎共訳編 岩崎書店 知識文庫 1954
C.J.フリードリッヒ『現代政治 その支配形態と生活形態』理想社 1964
アンドルー・ロス『日本のジレンマ 現代史の証言双書』新興出版社 1970
トム・ボットモア『政治社会学入門』新評論 1982
マックス・アドラー『政治的デモクラシーか社会的デモクラシーか』同時代社 2013

参考

『現代日本人名録』2002年
ISBN 978-4-88683-750-9

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