小山工業高等専門学校

小山工業高等専門学校について

概要

小山工業高等専門学校（略称：小山高専）は、栃木県小山市に存在する国立の高等専門学校です。1965年に設立され、以来、技術者を育成する重要な役割を果たしています。学校は、本科に4つの学科と専攻科を設置しており、本科を卒業した学生は、約半数が大学へ進学し、残りは就職します。国立大学工学部への編入試験を経て進学する学生も多く、専攻科（通常2年間）では学士号を取得することが可能です。また、高専卒業生の就職先は充実しており、学科ごとの求人倍率は毎年20倍を超え、就職希望者はほぼ100%が就職しています。学生数はおおよそ千人程度です。

アドミッションポリシー

この高等専門学校では、「技術者である前に人間であれ」という教育方針に基づき、豊かな人間性と技術力を併せ持つ人材の育成を目指しています。本科では、学生に「科学技術への興味」、「モノづくりへの積極性」、「課外活動への参加」といった要素を重視し、専攻科では、「専門的な基礎学力」と「自ら学ぶ意欲」が求められます。

沿革

小山高専は1965年に国立高専4期校として開校しました。当初の学科は機械工学科、電気工学科、工業化学科の3つでしたが、1970年に建築学科が設置され、1985年には電子制御工学科が加わりました。1990年に工業化学科は物質工学科となり、1999年に専攻科が設立されました。その後も2001年に電気工学科が電気情報工学科に改組されるなど、教育の質を磨き続けています。2004年には独立行政法人化され、国立[[高等専門学校機構]]に加入しました。

学科構成

本科（準学士課程）

• - 機械工学科
• - 建築学科
• - 電気電子創造工学科
• - 物質工学科

専攻科（学士課程）

• - 複合工学専攻
• - 機械工学コース
• - 電気電子創造工学コース
• - 物質工学コース
• - 建築学コース

学生生活

授業はシラバスに沿って進められ、実験や実習も実施されています。学生は、混合クラスから学科ごとのクラスに移行する形で学びます。学園祭や部活動、各種コンテストへの参加も活発で、特にロボコンやプロコンでの成功が際立っています。

施設

学校内には、図書情報センターやものづくり教育研究センター、地域共同開発センターなど、学習環境を支えるための多数の施設が整備されています。また、学生用の寮も用意されています。

応募・対外活動

小山高専は、放送大学との単位互換協定を持っていて、他の大学・高専と連携することで、学生に多様な学びの機会を提供しています。国内外のさまざまな教育機関と交流を持ち、国際的な視野を養っています。

卒業生

卒業生の中には多くの著名な人物がいます。教育現場で活躍する教授や政治家、俳優などさまざまな分野で活躍する人材を輩出しています。なお、映画「ロボコン」に登場するロボットは小山高専のロボコンチームが制作したものです。

小山高専は、技術者を育成するだけでなく、豊かな人間性を持った人材を社会に送り出しており、地域貢献や国際交流にも力を入れています。

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