小山正太

小山 正太（こやま しょうた）

小山 正太は、1987年7月17日に東京都で生まれた日本の脚本家です。日本大学芸術学部で学び、現在はsacca株式会社に所属しています。

経歴

大学卒業後、2010年から2013年にかけてスポーツ新聞社でアルバイトとして勤務し、社会経験を積みました。この時期と並行して、編集プロダクションにも関わり、週刊SPA、週刊プレイボーイ、メンズナックルといった著名な雑誌媒体でライターとしての執筆活動に携わりました。ジャーナリズムやメディアの現場で培った経験は、後の脚本家としてのキャリアに活かされることとなります。

大きな転機が訪れたのは2013年です。フジテレビが主催する若手脚本家の登竜門として知られる「フジテレビヤングシナリオ大賞」において、史上初めてとなる快挙を成し遂げました。応募作品の中から、最も優れた作品に贈られる大賞と、それに次ぐ佳作の二つを同時に受賞するという、前例のない偉業を達成したのです。この第25回大賞を受賞した『人生ごっこ』が映像化され、自身の脚本家デビュー作となりました。また、同時に佳作を受賞した作品は『オナラまで、愛して欲しくて、三千里』です。このダブル受賞は、小山正太の名前を一躍広く知らしめるきっかけとなりました。

脚本家としての活動

「フジテレビヤングシナリオ大賞」での鮮烈なデビュー以降、小山正太はテレビドラマを中心に精力的な執筆活動を展開しています。その作品は多岐にわたり、サスペンス、ラブストーリー、コメディ、警察ドラマなど、様々なジャンルを手掛けています。手堅い構成力とキャラクター描写で、数々のヒットドラマの脚本に貢献しています。

主なテレビドラマ作品

人生ごっこ（2013年、フジテレビ）
ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜（2014年、フジテレビ）
すべてがFになる（2014年、フジテレビ）
医師たちの恋愛事情（2015年、フジテレビ）
5→9〜私に恋したお坊さん〜（2015年、フジテレビ）
不機嫌な果実（2016年、テレビ朝日）
キャリア〜掟破りの警察署長〜（2016年、フジテレビ）
3人のパパ（2017年、TBS）
三島由紀夫 命売ります（2018年、BSテレ東）
絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜（2018年、フジテレビ）
月曜名作劇場 今野敏サスペンス 隠蔽捜査〜去就〜（2019年、TBS）
小説王（2019年、フジテレビ）
博多弁の女の子はかわいいと思いませんか？（2019年、福岡放送）
シューカツ屋（2020年、NHK BSプレミアム）
FAKE MOTION -卓球の王将-（2020年、日本テレビ）
FAKE MOTION -たったひとつの願い-（2021年）
ドラゴン桜 第2シリーズ（2021年、TBS）
邪神の天秤 公安分析班（2022年、WOWOW）
白暮のクロニクル（2024年、WOWOW）

主な映画作品

高崎グラフィティ。（2018年、エレファントハウス）
ニセコイ（2018年、東宝）※杉原憲明と共同脚本
仮面病棟（2020年、ワーナー・ブラザース映画）※江良至と脚本協力

ヤングシナリオ大賞での歴史的な受賞を皮切りに、現在に至るまで数多くの映像作品の脚本を手掛ける脚本家として、精力的に活動を続けています。

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