小山知良

小山 知良について

小山知良（こやまともよし、生年1983年3月19日）は、神奈川県相模原市出身のモータースポーツ選手で、オートバイレースにおいて著名な存在です。彼はオートバイレースの様々なクラスで優れた成績を収め、その技術と情熱を示してきました。特に、2000年に全日本ロードレース選手権のGP125クラスでチャンピオンに輝いたことで、その名が広まりました。彼の愛称は「コヤマックス」で、身長155cm、体重48kgと小柄ながらもそのスピードと技術力は高く評価されています。

経歴

日本国内時代

小山のモータースポーツキャリアは非常に早く、わずか3歳でポケバイを始め、11歳の時には全日本ポケバイチャンピオンのタイトルを獲得しました。中学校時代にはミニバイクに転向し、その後は自らの手でバイクのメンテナンスも行うようになりました。レース活動は家族の支えのもとに行われ、1999年にはヤマハ系の名門チーム、SP忠男レーシングに参加。そこで彼は全日本ロードレース選手権にデビューし、翌年には史上最年少でGP125クラスのチャンピオンに輝きました。

その後、GP250クラスに転向し、2002年と2003年には同クラスで最多勝を記録しましたが、2004年には再びGP125クラスに戻り、ランキング2位に入賞しました。

ロードレース世界選手権に挑戦

小山は2005年から2010年にかけてロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦しました。初年度にはアジョ・モータースポーツから出走し、プライベーターながら二度の表彰台を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞も受賞しました。次の年には戦闘力の低いチームに苦しむも、2007年にはKTMワークスチームへ移籍し、トップクラスのマシンで初優勝を果たしました。

しかし、2008年にはチームから解雇され、その後も安定した成果を上げることができず、2010年には新たなチームに移るも結果に結びつかず、最終的にGP125クラスでランキング8位となりました。

その他の取り組み

2011年にはCIPチームからCEV Moto2クラスに挑戦し、そこで表彰台を狙います。また、全日本ロードレースにも復帰し、J-GP2クラスにも参戦しましたが、自身の体型に起因するトラブルに悩まされることもありました。

その後も様々なチームに所属し、CEVや全日本選手権でレースを続ける中で、2012年に再び世界選手権MOTO2クラスに参戦しました。

家族と現在の活動

小山の実家には喫茶店『イホロ』があり、母親がオーナーを務めています。母はテレビ神奈川での情報番組にも出演しており、時折、親子での登場もあります。家族の支えに感謝し、自身のレース活動は家族全体が協力し合って成り立っています。

小山知良は、小柄な体格ながらもそのドライビング技術で多くのファンの支持を集めており、2020年モデルのホンダ・CBR600RRの開発ライダーを担当するなど、今後もモータースポーツ界での活躍が期待されています。

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