小崎綾也

小崎綾也騎手：挫折を乗り越え、成長を続ける若手ジョッキーの軌跡

1995年生まれ、滋賀県出身の小崎綾也騎手は、JRA栗東トレーニングセンター所属の騎手です。父は同じくJRA調教師の小崎憲氏というサラブレッド業界のサラブレッドと言えるでしょう。

華々しいデビューと試練

2014年、競馬学校を卒業。同期には、後に活躍する多くの騎手たちが名を連ねています。しかし、デビュー直前には調教中の事故により眼底骨折を負い、デビューは延期せざるを得ませんでした。困難を乗り越え、4月19日、父が調教師を務める馬、ケルンフォーティーに騎乗し、見事JRA初勝利を飾ります。さらに、その勢いは留まることを知らず、デビューから6週連続勝利という驚異的な記録を達成しました。これはJRA史上、前例のない偉業です。

1年目は38勝を挙げ、新人ながら「中央競馬関西放送記者クラブ賞」の新人特別賞を受賞。将来を嘱望される若手騎手として、その名を広く知らしめました。

しかし、順風満帆な道のりは長くは続きませんでした。2年目の2015年、落馬事故により左下腿骨を骨折。長期にわたる戦線離脱を余儀なくされました。復帰後も、足への負担に悩まされ、2016年には再手術。懸命なリハビリを経て、2017年1月にようやく第一線へ復帰を果たしました。

海外武者修行とさらなる高みへ

2017年、村山厩舎を離れフリーとなり、オーストラリアの名門クリス・ウォーラー厩舎へ武者修行に出かけます。名牝ウィンクスを手掛けた厩舎での経験は、小崎騎手の技術と視野を大きく広げる絶好の機会となりました。

帰国後、2018年にはJRA通算100勝を達成。そして、同年7月には函館2歳ステークスをアスターペガサスで制し、念願の重賞初制覇を飾りました。

更なる高みを目指し、2019年から2020年にはニュージーランドへ長期遠征。そして、2022年にはアイルランドのジョセフ・オブライエン厩舎で武者修行を行い、更なる経験を積んでいます。帰国後も精力的に騎乗を続け、着実に実績を重ねています。

小崎綾也騎手の歩み：常に挑戦を続ける姿

小崎綾也騎手のキャリアは、華々しいデビューから、大きな挫折、そして海外での研鑽と、ドラマチックな展開を見せています。数々の困難を乗り越え、常に前を向き、成長を続ける姿は、多くの競馬ファンに感動を与え、そして希望を与え続けています。今後の活躍にも目が離せません。彼の騎乗には、常に熱い想いと、勝利への強い意志が感じられます。

数々の困難を乗り越え、着実にキャリアを積み重ねている小崎綾也騎手。彼の今後の活躍から目が離せません。

主な騎乗馬：

アスターペガサス (2018年函館2歳ステークス優勝)

参考情報：

小崎綾也公式Twitterアカウント (@RyoyaKozaki) - X (旧Twitter)

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