小川義男 (住友軽金属工業)

小川義男

小川義男（1913年9月8日 - 2011年11月10日）は、日本の実業家であり、住友軽金属工業（現UACJ）の社長・会長、名誉相談役、住軽アルミニウム工業社長を歴任しました。また、日本アルミニウム連盟会長も務め、日本のアルミニウム業界に大きく貢献しました。

生涯

小川義男は、1913年9月8日に北海道小樽市で生まれました。1937年に東京帝国大学法学部を卒業後、住友金属工業に入社しました。住友金属工業では、企画課長、商務部長、東京支社長などの要職を歴任し、1961年に取締役に就任しました。その後、1962年に支配人、1964年に常務、1967年に専務と順調に昇進しました。

1971年には副社長に就任し、当時の社長であった日向方斎の有力な後継者候補として目されていました。しかし、1974年に経営危機に陥っていた住友軽金属工業の社長に転出することになります。住友軽金属工業では、経営再建に尽力し、その手腕を発揮しました。

1977年には、住軽アルミニウム工業の社長を兼任し、住友軽金属工業と住軽アルミニウム工業の両社の経営に携わりました。1980年には、住友軽金属工業の会長に就任し、1986年に相談役となるまで、同社の経営を支え続けました。

また、小川義男は、日本アルミニウム連盟会長も務め、日本のアルミニウム産業の発展にも大きく貢献しました。

小川義男は、その卓越した経営手腕とリーダーシップにより、住友軽金属工業の再建を成し遂げ、日本のアルミニウム産業の発展に大きく貢献した人物として、その功績は高く評価されています。

脚注

住友軽金属工業
日本アルミニウム連盟

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