小村美記のひるどき!WAKU☆DOKI!

小村美記のひるどき!WAKU☆DOKI!

（おむらみきのひるどき!ワクドキ!）

大分放送（OBSラジオ）で、2015年1月10日から2016年3月26日にかけて毎週土曜日の午前11時から午後1時まで、120分間にわたって放送されていたラジオ番組です。OBSアナウンサーである小村美記にとって、自身初の冠番組となりました。

番組開始の背景と概要

本番組がスタートする前、OBSラジオの土曜日午前11時から午後1時の時間帯では、2008年3月に自社制作番組『サタデーリクエスト』が終了して以来、ニッポン放送制作の番組がネットされていました。しかし、2014年末をもってそのネット放送が終了。これに伴い、2015年1月10日から『小村美記のひるどき!WAKU☆DOKI!』が開始されました。これは、この時間帯としては約6年10ヶ月ぶりとなるOBS自社制作のワイド番組復活を意味しました。この動きは、OBSが掲げるラジオにおける自社制作番組比率を将来的に約50%まで引き上げるという方針を反映した取り組みの一つでもありました。

番組のテーマソングには、女性アイドルグループ、渡り廊下走り隊の楽曲「バレンタイン・キッス」のインストゥルメンタルバージョンが使用されていました。また、番組タイトルには公式サイト上でわずかな表記の揺れが見られ、大分放送の番組表では「WAKU☆DOKI!」と感嘆符が1つでしたが、番組公式サイトでは「WAKU☆DOKI!!」と感嘆符が2つになっている箇所がありました。

主な内容とコーナー

番組は、大分県の地域情報を中心に、リスナーが週末の「ひるどき」に楽しめるような話題を提供しました。主なコーナーは以下の通りです。

おおいた!WAKU☆DOKI!!: 大分の最新のトレンドや注目の情報を紹介するコーナー。
WAKU☆DOKI!ランチ!: 週末のランチタイムにぴったりの飲食店を紹介。実際に小村アナウンサー自身が事前取材を行い、試食した感想などを交えながら放送しました。
週末おでかけ情報: 大分県内でその週末に開催されるイベントや行楽情報を伝えるコーナー。
WAKU☆DOKI!かぼすの部屋: OBSテレビで同日午前に放送されている情報番組『かぼすタイム』の出演者がスタジオに登場。テレビ番組の裏話や取材の様子などを紹介しました。
WAKU☆DOKI!テイクアウト: 県内の飲食店から、持ち帰り可能な美味しい一品を紹介するコーナー。
きょうのひとっぷろ: 大分が誇る温泉に注目し、おすすめの立ち寄り湯情報などを提供しました。

これらのコーナーの合間には、リスナーからFAXやメールで寄せられたメッセージやリクエスト曲が随時紹介され、番組とリスナーとの双方向のコミュニケーションが図られていました。また、番組のタイムテーブルには、定時のOBSニュースやOBSラジオショッピングも組み込まれていました。

特徴的な取り組み：LINE連携

2015年6月6日の放送からは、番組公式LINEアカウントを通じたリクエストやメッセージの受付が始まりました。小村アナウンサーは、自身の担当する他の番組（『イチスタ☆』など）に加え、『BINGO』や『HAMARooooN!!ステーション』といった様々なOBSラジオの番組に出演して積極的に告知活動を展開しました。その結果、LINEアカウント開設後まもなく、当初目標としていた登録者数500人を達成。番組では次の目標として1000人越えを設定しました。

そして、同年8月7日、目標であったLINE登録者数1000人を達成しました。記念すべき1000人目の登録者は、たまたまその日の『祭り・DA・OBS』のゲストとしてOBSに来ていた小田夢乃でした。小村アナウンサーが番組について話したことがきっかけで小田さんが登録したところ、偶然にも1000人目となったというエピソードがあります。目標達成時には、リスナーへのプレゼント企画なども検討されていました。

番組の終了

『小村美記のひるどき!WAKU☆DOKI!』は、約1年3ヶ月の放送期間を経て、2016年3月26日の放送をもって終了しました。番組終了のことは、その前週、3月19日の放送内で小村アナウンサー自身からリスナーに伝えられました。最終回は「ワクドキ！最終回スペシャル」と題され、「いままでのワクドキでの思い出」をテーマにメッセージやリクエスト曲を募集し、番組の歴史を振り返る内容で締めくくられました。

この番組は、OBSラジオが自社制作を重視する姿勢を示すとともに、小村美記アナウンサーのパーソナリティを前面に出した、地域密着型の土曜午前ワイドとしてリスナーに親しまれました。

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