小松原隆二

小松原隆二

小松原隆二（こまつばら たかじ、1875年6月2日 - 1944年12月17日）は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した日本の教育者、文部官僚です。岡山県出身。

学歴と初期のキャリア

1875年（明治8年）に岡山県に生まれた小松原隆二は、1900年（明治33年）に東京帝国大学文科大学英文学科を卒業しました。英文学の素養を身につけた後、教育の道に進みます。

教育者としての活動

1902年（明治35年）、小松原は第七高等学校造士館の教授に就任し、教鞭を執り始めました。その後、1908年（明治41年）には第八高等学校の教授に転任。長年にわたり、多くの学生を教育・指導しました。

1922年（大正11年）には、教育行政の分野に進み、文部省督学官に就任。教育行政の中枢で活躍しました。翌年には姫路高等学校の校長に就任し、学校運営にも携わります。

その後、再び第八高等学校に戻り、校長を務めました。1940年（昭和15年）1月に退官するまで、教育者として、また学校運営者として、その手腕を発揮しました。退官後、その功績を称えられ、第八高等学校の名誉教授の称号が贈られています。

また、第八高等学校校長退官後の1940年3月から翌年にかけて、富山高等学校校長事務取扱も務めました。

親族について

小松原隆二の親族には、著名な人物もいます。妻の兄である西野元は、大蔵次官、貴族院議員、枢密顧問官を歴任した人物です。

まとめ

小松原隆二は、教育者として、また文部官僚として、日本の教育界に大きく貢献した人物です。その教育に対する情熱と卓越した能力は、多くの人々に影響を与えました。

参考文献

人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
人事興信所編『人事興信録 第13版（上）』人事興信所、1941年。
* 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版』帝国秘密探偵社、1942年。

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