小松秀樹

小松秀樹

小松秀樹（1949年 - ）は、日本の医師であり、元亀田総合病院副院長兼泌尿器科顧問を務めた人物です。

経歴・人物

香川県観音寺市出身。香川県立観音寺第一高等学校を経て、東京大学医学部医学科を卒業。

専門分野は、胃がん、膀胱がん、前立腺がんなどの泌尿器科悪性腫瘍、医療倫理、医療制度と多岐にわたります。

1974年に東京大学医学部を卒業後、東京大学医学部附属病院分院泌尿器科助手、三楽病院泌尿器科医長、青梅市立病院泌尿器科医長、山梨医科大学泌尿器科助教授、虎の門病院泌尿器科部長などを経て、2010年から亀田総合病院副院長に就任しました。

臨床医としての立場から、日本の医療問題に関して積極的に発言しており、医療提供者と患者間の意識や認識のずれ、医療に関する報道と現実の乖離などに問題意識を持っています。

慈恵医大青戸病院事件においては、医療行為の結果が不確実であるにもかかわらず、結果が悪かった場合を医療過誤として刑事事件で裁かれるのは理不尽であると主張し、医療過誤の刑事免責を提唱、代わりに公的な医療事故調査機関の設置を提案しています。

2015年9月25日、亀田総合病院を懲戒解雇処分となりました。同年9月14日に懲戒委員会開催決定通知を受けたことを機に、TwitterやFacebookなどのSNSで積極的に情報発信を行っています。

著書

『慈恵医大青戸病院事件 - 医療の構造と実践的倫理』（2004年9月、日本経済評論社）
『医療崩壊 - 「立ち去り型サボタージュ」とは何か』（2006年5月、朝日新聞社）
『医療の限界』（2007年6月、新潮新書）
『地域包括ケアの課題と未来 〜 看取り方と看取られ方 (亀田総合病院地域医療学講座)』（2015年8月31日、ロハスメディア）- 小松俊平、熊田梨恵との共同著作編集

関連項目

医療崩壊
慈恵医大青戸病院事件

外部リンク

亀田メディカルセンター
小松秀樹 (@koma2hideki) - X（旧Twitter）
* Hideki Komatsu - Facebook

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