小松聖

小松聖（こまつ さとし）

基本情報

• - 生年月日: 1981年10月29日
• - 出身地: 福島県いわき市
• - 所属: 元プロ野球選手（オリックス・バファローズ）、コーチ、スカウト

経歴

プロ入り前

小松聖は福島県いわき市で育ち、いわき市立小名浜第一中学校を経て、福島県立勿来工業高等学校に進学しました。高校卒業後は国士舘大学に進学しますが、大学時代は思うような成果を上げられず、通算4勝に留まりました。2004年には社会人野球のJR九州に入社し、社会人としてのキャリアをスタートさせます。

JR九州時代

JR九州では徐々に力を発揮し始め、特に2005年には140km/h台の速球と鋭いスライダーを武器に活躍しました。都市対抗野球大会の九州予選でのMVP受賞や、日本選手権大会での完封勝利を記録し、注目の選手となりました。2006年も好投を続け、オリックス・バファローズからドラフト指名を受けることとなります。

オリックス・バファローズ時代

2007年、オリックスに入団すると、その年の7月にはプロ初登板を果たしました。彼の真骨頂は2008年に発揮され、新人王を獲得するなど目覚ましい活躍を見せました。特に先発転向した後は、その安定感が評価され、キャリア最高の15勝を挙げました。2009年にはWBCに日本代表として出場し、韓国戦で見事なピッチングを披露しましたが、2010年以降は作品が続かず、成績が振るわない時期が続きました。

引退後のキャリア

2016年に現役を引退した後、小松はオリックスの二軍投手コーチに就任し、その後NPBウエスタン選抜の投手コーチを務めました。さらに2020年からは一軍投手コーチとして活動し、2021年にはスカウトとして新たな道を歩み始めます。

投手としてのスタイル

小松聖は、140km/h台後半の直球、鋭いスライダー、そしてスローカーブを駆使した投手でした。変化球のキレが素晴らしく、奪三振率が高いのが特徴でした。打者に対する攻め方が独特で、相手を翻弄するピッチングが魅力とされました。

人物

小松はヒーローインタビューでのユーモアセンスが際立ち、独自のパフォーマンスを見せることが多く、ファンや選手たちから親しまれていました。また、愛犬家としても知られ、犬に関する団体への寄付活動を行っています。私生活では2009年に元タレントの上條ひとみと結婚し、ファミリーを大切にしています。

まとめ

小松聖のキャリアは、選手としての実績はもちろん、引退後も指導者やスカウトとしての役割で続いています。彼の独自の投球スタイルや人柄は多くの人々に影響を与えており、今後の活動にも期待されています。

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