小林成美

小林 成美（こばやし なるみ）



小林成美は、2000年4月17日生まれの日本の陸上競技選手で主に長距離走を専門としています。現在は三井住友海上に所属し、精力的に競技生活を送っています。彼女は小中高と駅伝強豪校で過ごし、名城大学に進学後もその実力をさらに磨いてきました。

経歴


小林は長野市立川中島中学校を卒業後、長野県長野東高等学校に進学しました。在学中から彼女は駅伝競技に参加し、3年連続で全国中学駅伝に出場。中学2年生の時には5区で区間3位に入り、チームは準優勝の成績を収めました。

長野東高校では、彼女は駅伝メンバーとして活躍し、全国高校駅伝で2年連続の準優勝に貢献。特に高2の時には5区を走り、区間3位の好成績を挙げました。高3では主将を務めながらも再度準優勝を果たし、彼女の実力は国内でも広く認知されました。高校時代には多くの実力者と戦い、強いライバル関係を築き上げていました。

名城大学では、国際英語学科に在籍しつつ、女子駅伝部に所属。上級生には優秀な選手が多かったものの、小林も負けじと実力を発揮しました。全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝などの大会では、チームと共に優勝を果たし、特に富士山女子駅伝では6区の区間賞も獲得しました。

彼女は全日本大学女子駅伝では1区を担当し、中央大学の有力ランナーに千切られる場面もありましたが、その経験を通じて精神的に成長したとのことです。コロナウイルスが影響した2020年においても、自己ベスト更新を果たし、名城大学のエースランナーとしての地位を確立しました。

小林は2021年の日本選手権10000mで3位入賞を果たし、ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会では優勝。特筆すべきは、その時に31分22秒34という記録を打ち立て、11年ぶりに日本女子学生記録を更新した点です。このキャリアの中で、2022年世界[[陸上競技選手権大会]]へ出場する予定でしたが、渡航前に新型コロナウイルスに感染し、競技には参加できませんでした。

現在、卒業後も競技を続ける意向を持っており、三井住友海上に就職が内定しているなど、今後のキャリアにも期待が寄せられています。小林成美は、その能力をさらに発展させ、より高い舞台での活躍が期待される選手です。

主な記録



  • - 全国中学駅伝: 準優勝（中2年生時）
  • - 全国高校駅伝: 準優勝（2年連続）
  • - 日本女子学生記録（10000m）: 31分22秒34

外部リンク


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