小林攻

小林攻（こばやし おさむ）は、1942年5月10日に生まれ、日本の政治家として活動しました。千葉県印旛郡本埜村（現在の印西市）の出身で、千葉県立千葉工業高等学校を卒業しています。

政治の世界へは、成田市議会議員としての経験を経て足を踏み入れました。その後、成田市長を目指し、1991年の市長選挙に初めて立候補しましたが、この時は落選という結果に終わりました。しかし、小林攻は諦めず、1995年と1999年の市長選挙にも続けて挑戦しましたが、いずれも当選には至りませんでした。3度目の挑戦となった2003年の市長選挙で、ついに念願の初当選を果たし、成田市長としてのキャリアをスタートさせました。

市長としての任期は1期でしたが、その間に市の清掃工場に関連する汚職事件が発覚し、小林攻自身も収賄容疑で逮捕されるという事態に陥りました。この事件を受け、逮捕された翌日に市長を辞職しました。自身の不正行為により、その政治家としてのキャリアは短く幕を閉じることとなりました。

小林攻の経歴は、地方政治における挑戦と挫折、そしてその後の転落という、複雑な側面を持つものでした。

参考文献

『地方選挙総覧 <知事・市長・特別区長> 平成篇 1989-2019』日外アソシエーツ、2019年。
『千葉県人物・人材情報リスト 2021』日外アソシエーツ、2020年。
* 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。

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