小林正則 (ゴルファー)

小林正則：苦難を乗り越え花開いたプロゴルファー

小林正則は、1976年2月14日生まれ、千葉県長生村出身の日本のプロゴルファーです。東京学館浦安高校、日本大学を経て、1999年にプロツアーデビューを果たしました。

プロ入り当初は下積み時代が続きましたが、2000年には2部トーナメントであるJGTOチャレンジトーナメントで2度の優勝を飾り、「チャレンジ賞金王」に輝きました。しかし、2004年にはシード権を失い、2005年から2008年にかけては、イップスに苦しみ、年間獲得賞金額が0となる年もありました。

苦しい時期を乗り越え、小林正則は2010年頃から徐々に復調の兆しを見せ始めます。そして、2011年の「とおとうみ浜松オープン」では、石川遼とのプレーオフを制し、プロデビューから14年目にして悲願のツアー初優勝を達成しました。この優勝は、彼にとって大きな自信となり、その後の活躍の原動力となりました。

翌2012年の「アジアパシフィック・パナソニックオープン」では、ツアー新記録を打ち立てて優勝。その実力を改めて証明しました。2013年には「日本オープンゴルフ選手権競技」でも優勝し、トッププロとしての地位を確立しました。

プライベートでは、2013年7月に結婚。2014年1月には浦安市のヒルトン東京ベイで披露宴を行いました。また、2014年の「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」では、2日目を終えた時点で首位と5打差の17位につけていましたが、妻の出産が間近に迫っているとの知らせを受け、3日目のスタート直前に棄権し、出産に立ち会うというエピソードも残っています。

優勝大会

JGTOチャレンジトーナメント（2部トーナメント）

久光製薬KBCチャレンジ（2000年）
PRGR CUP（関西）（2000年）

JAPAN GOLF TOUR

とおとうみ浜松オープン（2011年）
アジアパシフィック・パナソニックオープン（2012年）
日本オープンゴルフ選手権競技（2013年）

小林正則は、決して順風満帆とは言えないプロゴルファー人生を歩んできました。しかし、イップスという大きな壁を乗り越え、努力と才能で数々の勝利を掴み取ってきました。彼の不屈の精神と、常に上を目指す姿勢は、多くの人々に感動と勇気を与えています。今後の更なる活躍が期待される、注目のプロゴルファーの一人です。

出典：日本ゴルフツアー機構プロフィールページ*

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