小林航

小林 航 選手

ラグビーフットボール選手の小林 航（こばやし わたる）は、1994年3月22日に東京都杉並区で生まれました。主にロック（LO）のポジションでプレーしており、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する東京サントリーサンゴリアスの一員として活躍しています。恵まれた体格の持ち主で、身長は195センチメートル、体重は112キログラムを誇ります。チームメイトやファンの間では、「ワタル」という愛称で親しまれています。

小林選手がラグビーというスポーツに出会ったのは、地元の中学校に入学してからのことでした。そこで楕円形のボールを追い始めた彼は、次第にその魅力に取り憑かれていきます。中学時代に培った基礎を元に、高校は東京都の明大中野八王子高校に進学しました。高校時代にはその才能が開花し、将来有望な選手として注目を集めるようになります。特に目覚ましい活躍を見せたことで、高校日本代表に選出される栄誉に浴しました。これは、全国の高校生ラガーマンの中でも特に優れた選手のみが選ばれる、大変名誉ある選出です。

高校卒業後の2012年、小林選手は数々の名選手を輩出してきたラグビー強豪校である明治大学へ進学しました。大学のグラウンドでも彼はその実力を遺憾なく発揮し、さらなる成長を遂げます。大学在学中には、U20日本代表にも選ばれるなど、引き続き世代別の日本代表スコッドに名を連ねました。これは、国際舞台での経験を積む貴重な機会となり、彼のキャリアにおいて重要なステップとなりました。

大学でのラグビーキャリアを終えた小林選手は、2016年に日本のトップリーグであるサントリーサンゴリアス（現在の名称は東京サントリーサンゴリアス）へ加入しました。プロラグビー選手としての新たな一歩を踏み出したのです。チームに加入した初年度から出場機会を得ると、同年9月3日に行われたジャパンラグビートップリーグ2016-2017シーズン第2節のホンダヒート戦において、先発メンバーとしてピッチに立ち、記念すべき公式戦初出場を果たしました。これは、プロとしてのキャリアを本格的にスタートさせた瞬間であり、彼のラグビー人生における重要な節目となりました。

小林選手が主に担うロックというポジションは、スクラムの推進力となったり、ラインアウトでボールをキャッチしたり、オープンプレーで激しいコンタクトを繰り返したりと、フォワードの中でも特にフィジカルの強さと献身的なプレーが求められる役割です。身長195cm、体重112kgという恵まれた体格は、ラインアウトでの高い到達点や、ブレイクダウンでの力強いプレーにおいて大きな武器となります。これらの身体的優位性を活かし、チームのセットプレーを安定させ、ディフェンスでは相手の攻撃を食い止める重要な役割を果たしています。

現在は、ジャパンラグビーリーグワンでトップレベルの戦いを繰り広げる東京サントリーサンゴリアスの一員として、チームの勝利に貢献すべく日々トレーニングに励んでいます。豊富な経験と身体能力を活かし、セットプレー、フィールドプレーの両面で存在感を発揮しており、チームにとって欠かせない選手の一人です。

これまでのキャリアで、高校日本代表やU20日本代表に選出され、国内外での経験を積んできた小林選手。プロの舞台で着実に経験を積み重ね、チームの中心選手として活躍しています。今後も彼のさらなる成長と活躍から目が離せません。

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