小林里歌子

小林里歌子について

小林里歌子（こばやし りかこ）は1997年7月21日生まれで、兵庫県神戸市にルーツを持つ女子サッカー選手です。彼女は現在、日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属しており、そのポジションはフォワードとミッドフィールダーです。サッカー界では兄にあたる小林成豪がJリーグの選手ということでも知られています。彼女のサッカーキャリアは多岐に渡り、数々のタイトルを手にしています。

経歴

ユースキャリア

小林は地元の若草少年サッカークラブでサッカーを始め、その後、神戸市立小束山小学校へ進学しました。小学校6年生の時には、神戸女子選抜長距離大会でリレー選手として3位入賞を果たしました。10歳で神戸市女子トレーニングセンターU-11に選ばれ、12歳で関西ナショナルトレセンU-12に昇格。さらに、U-13日本女子選抜にも選出されました。

神戸市立多聞東中学校に進学後、アギラス神戸に入団。わずか12歳でなでしこチャレンジリーグの試合にも出場し、その知名度は急速に高まりました。2011年には新たに設立されたプラセル神戸に加わり、チームの背番号10を背負いました。一方の学業面では、名門常盤木学園高等学校へ進学し、サッカーの実力をさらに磨きました。

2013年にはAFC U-16女子選手権にて得点王に輝くなど、その才能が花開きました。高校3年生の2015年には、チャレンジリーグで13試合で13ゴールを記録し、リーグ得点王とMVPを獲得。しかし、その後は大怪我に見舞われ、長期のリハビリ生活を強いられることになります。

シニアキャリア

大学は法政大学に進学し、2016年に日テレ・ベレーザへの入団が発表されるものの、前述の怪我の影響でプレーできない期間が続きました。ようやく2年半のブランクを経て2018年に公式戦に復帰し、初ゴールを決めることに成功しました。

その後も怪我との戦いは続き、2022年には膝を負傷したものの、2023年にはアメリカ・NWSLのノースカロライナ・カレッジへ完全移籍をし、新たな挑戦を始めました。しかし、2024年には怪我のため契約解除が発表され、苦しい選手生活を送っています。

代表歴

小林は日本代表としても活躍しています。2014年のFIFA U-17女子ワールドカップでは日本の優勝に貢献し、2015年のAFC U-19女子選手権では存在感を示しました。2019年にはシービリーブスカップに参加し、日本代表デビューを果たしています。

プレースタイル

彼女のプレースタイルは非常にダイナミックで、運動能力と卓越した技術に裏打ちされています。特に、瞬発力を活かした素早い動きや、DFを振り切るためのドリブルには定評があります。また、視野が広く、チームメイトの位置を確認しながら相手ディフェンスの隙を突くプレーが特徴です。

ただ、時折ゴール前の状況でも味方へのパスを選ぶことがあり、その判断力が課題とされています。

個人成績とタイトル

小林はキャリアを通じて数々のタイトルを獲得しています。高校時代には2回のチャレンジリーグ制覇、また日テレ・ベレーザでは4度の日本女子サッカーリーグ制覇を達成しました。個人的には、AFC U-16女子選手権での得点王、チャレンジリーグでのMVP獲得が挙げられます。

このように、小林里歌子選手はサッカー界で輝きを放つ実力者です。これからの活躍も期待されています。

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