小椋裕介

小椋 裕介のプロフィール

小椋裕介（おぐら ゆうすけ、1993年4月16日生まれ）は、日本の陸上競技選手であり、主に長距離走やマラソンを専門としています。彼は札幌山の手高等学校を卒業後、青山学院大学社会情報学部の社会情報学科で学び、ヤクルト陸上競技部に所属しています。小椋選手は、ハーフマラソンの日本記録保持者として知られ、数々の大会で優れた成績を収めてきました。

経歴

小椋選手の陸上競技キャリアは中学校から始まりました。中学時代には、2年生の新人戦以降、北海道内でトップの選手に成長しました。高校時代には、全国高校駅伝に2回出場し、どちらも最長区間である1区を担い、その実力を証明しました。

大学に進学した後、第90回箱根駅伝では、2年連続で7区を担当し、区間賞と僅か10秒差の区間2位を記録しました。さらに第91回箱根駅伝でも7区を担当し、歴代3位の好タイムで区間賞を獲得。大学初の総合優勝にも貢献しました。

大学4年時の2015年には、ユニバーシアードハーフマラソンで優勝し、青山学院大学の選手同士でワンツーフィニッシュを達成しました。第92回箱根駅伝でも4年連続で7区を担当し、2年連続で区間賞を獲得しました。

しかし、2018年の北海道マラソンで初めてのマラソンに挑戦し、結果は中間点以降に大きくスローダウンし、63位に終わってしまいました。その後、2019年にはびわ湖毎日マラソンで2時間12分台の好成績を収め、日本の実力派であることを再確認しました。2020年には香川丸亀国際ハーフマラソンで従来の日本記録を更新し、東京マラソン2020で自身初のサブテンを達成しました。

2021年には、びわ湖毎日マラソンで自己ベストを更新し、日本歴代9位の成績を残しました。小椋選手の成績はその功績を示すものです。

人物・エピソード

青山学院大学での同期生である久保田和真選手や神野大地選手、また1学年後輩の一色恭志選手と共に「青学四天王」と称される存在です。大学陸上部に入部してからは、大きな故障に見舞われることはありませんでした。

彼は血液型がO型ですが、本人は「A型によく間違えられる」と冗談交じりに語っています。兄弟は4人兄弟の長男で、特に三男も陸上を行っており、良い関係を維持しています。

また、小椋選手は陸上専門雑誌で「考え方が理論的」と紹介されることもあり、大学の同輩からは、「一般入試で十分合格できる明晰な頭脳を持っている」と評価されています。特技としてはお菓子作りがあり、アップルパイやパウンドケーキを得意としています。箱根駅伝の翌日には、テレビ番組にゲスト出演し、「女子力が高い」とも言及されました。レース中は度入りのサングラスを着用し、普段から眼鏡をかけています。

主な戦績

• - 2012年: 第28回日本ジュニア陸上競技選手権大会 - ジュニア男子1500m 3位（4分03秒67）
• - 2015年: 第28回ユニバーシアード競技大会 - ハーフマラソン 1位（1時間04分41秒）、団体の部優勝
• - 2020年: 香川丸亀国際ハーフマラソン 1時間00分00秒（男子ハーフマラソン日本記録更新）
• - 2021年: 第76回びわ湖毎日マラソン - 自己ベスト 2時間06分51秒で5位

小椋裕介は今後もさらなる活躍が期待される選手です。

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