小樽野球協会

小樽野球協会

小樽野球協会（おたるやきゅうきょうかい）は、北海道小樽市を本拠地として活動を展開する社会人野球のクラブチームです。日本野球連盟に所属しており、小樽市内において唯一の社会人野球チームとして、地元市民をはじめ、道内各地から「樽協（たるきょう）」という愛称で広く親しまれています。

概要

チームは1927年に設立されました。これは、北海道に現在も活動する社会人野球チームの中では、函館太洋倶楽部、JR北海道クラブに次いで3番目に古い、長い歴史を誇ることを意味します。その活動は地域に根差し、多くの市民に支えられてきました。長年にわたり応援を受けてきたことへの感謝と、地域への貢献活動の一環として、2003年からは地元の少年野球選手を対象とした野球教室を継続的に開催しています。これにより、次世代を担う野球少年の育成にも力を入れています。

設立と沿革

小樽野球協会の歴史における主な出来事は以下の通りです。

1927年：チームが設立されました。
1948年：日本社会人野球界の最高峰である都市対抗野球大会へ初めて出場を果たしました。惜しくも初戦で敗退しましたが、チームにとって大きな一歩となりました。
1981年：社会人野球のクラブチーム日本一を決める全日本クラブ野球選手権大会に初めて出場しました。
2003年：地域への貢献活動の一環として、少年野球教室の開催を開始しました。

主要大会の出場歴

チームはこれまでに、主要な社会人野球全国大会に複数回出場しています。

都市対抗野球大会：過去に2回出場しています。
全日本クラブ野球選手権大会：これまでに4回出場しています。

主な出身プロ野球選手

小樽野球協会からは、プロ野球界へ進んだ選手も輩出しています。

目時 春雄（めとき はるお）：捕手として活躍し、プロ野球球団の松竹ロビンズに入団しました。
河 文雄（かわ ふみお）：投手として知られ、1950年に大阪タイガース（現在の阪神タイガース）へ入団しました。

また、過去には元プロ野球選手がチームに在籍し、競技者登録を行った例もあります。

* 仲川 翠（なかがわ みどり）：元国鉄スワローズ（現在の東京ヤクルトスワローズ）の投手でした。1952年から1954年まで小樽野球協会に投手として登録され、プレーしました。その後、チームを退団しています。

その他の情報

現在のチームには、主な在籍選手として亀山 英輝（かめやま ひでき）選手などが名を連ねています。

チームは地域との結びつきが強く、小樽市の迫 俊哉（はざま としや）市長がチームの部長を務めるなど、行政との関わりも深い組織です。

関連情報や最新の活動状況については、公式サイトなどで確認することができます。

小樽野球協会は、その長い歴史と地域に根差した活動を通じて、小樽の野球文化の振興に貢献し続けています。

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